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サンジは無意識にルフィのものに手を伸ばしかけたが、いやその前にと、ルフィの手首をぐいとつかむ。 「なあ、ルフィ……、こっち、しろ。」 サンジはルフィの耳許にささやきかけながら、片脚をソファの上に上げて、正座のように折りたたんだ。 体ごとルフィに向けると、ルフィも片膝を座面に乗せて、サンジの方に向き直る。 「何をすればいいんだ?」 「こっち……、ここ、さわって、……っん。」 ルフィの手を引っ張って、サンジの奥所にふれさせた。 濡れた感触、何よりもそんな秘められた箇所を人の指にふれられて、サンジはぞくりと背筋を震わせる。 「ここ……、おれの、入れていいんだよな…?」 ルフィもどこにどうするかくらいの知識はあったようだが、いきなりぐいと指を押し付けてきたので、サンジは下ろしていた方の足で、ルフィの足を踏んでやった。 「ばかやろ…っ、いきなりじゃ入らねーし、自力じゃ濡れないんだから、厳重に揉み解して、中にそれ塗りつけて濡らせ。」 「判った。やってみる。」 ルフィは大きくうなずくと、サンジのそこを、指の腹で優しく撫で始めた。 「んっ、……んん。」 サンジの出したぬめりを塗りつけながら、秘奥を撫でるルフィの指の感触に、意識が集中してしまう。 恥ずかしいけれど、何だかとても気持ちが良くて、だけどやっぱり恥ずかしい。 「サンジのここ、なんかひくひくしてきた。」 「云うな馬鹿っ!」 なのにデリカシーに欠けるルフィが、喜々として報告してくるから、自分で既に判っていたサンジとしては、ますます恥ずかしいことこの上なかった。 けれど、ルフィの指に反応して、サンジのものもまた硬くなってくる。 「サンジ、可愛いなー。」 ルフィにすりっと顔を擦りつけられて、羞恥とともに口惜しさも感じてしまったサンジは、ルフィのものへと手を伸ばした。 「うおっ!?」 「……何だよ、逃げるなよ。」 盛大な反応を示したルフィに、サンジはにやりと笑う。 軽く握ってやっただけなのに、ルフィのものが大きく脈打ち、新たに零れてきた蜜がサンジの指を濡らした。 自分だけでなく、ルフィも興奮しきっていると判るから、嬉しくてたまらない。 「ルフィ…。」 軽くルフィの耳許にキスして、低くささやくついでに、ふっと息を吹きかけてやる。 耳朶をくわえたりして悪戯しながら、サンジはルフィのものをゆっくりと扱いた。 「んんっ、サンジ…っ。」 ルフィが頬を赤くして、体を震わせる。 その手がサンジの奥所にふれたまま止まってしまっているので、少し腰を揺らして催促すると、ルフィの指がまたそこを解して動き始めた。 「サンジ、ちょっとだけ、入れてみるな。」 ルフィはサンジの背をぐいと抱きよせて、指先を少しだけ押し入れてきた。 「……痛くねぇ?」 「大丈夫、だ。」 痛くはないが違和感があり、サンジはルフィに体を擦り寄せて甘えて、気を反らそうとした。 握ったままのルフィのものを、指で弄り回しながら、続きをと急かす。 「ゆっくり……動かして、指入れてな。入りそうになったらもっと増やせ。」 「ん。痛かったら、すぐ云えよ。」 ルフィは真剣な顔で、サンジの表情をうかがいながら、少しだけ入れた指をぐにぐにと動かした。 気持ちいいのか気持ち悪いのか判らないような感覚がそこから走り、サンジは小さく震えてしまう。 けれどルフィを受け入れるために必要なことだから、息を吐いて緊張を逃して、サンジはルフィのものの方に意識を集中しようとした。 「なあ、ルフィ、これって伸びんの。」 ぬめりを塗り込めながら、ルフィの指が根元まで埋め込まれる。手のひらがあたる感触がするから、多分その筈だ。 サンジはそこを気にしたくなくて、ルフィのものを握りながら、素朴な疑問を発してみる。 どこもかしこもびよんびよんと伸びまくるルフィの体。 サンジの手の中のこれは大きく熱くなっていて、そしてとても硬いのだけれども、引っぱったら伸びるのだろうか。 「伸びるけどさー……、怖いから、引っぱんな。」 確かにこれが伸びた状態を考えると、ものすごく怖い。それよりも、ルフィのものがちょっぴり力を無くしてしまったようなことの方が一大事だ。 「あー、悪かったな。……侘びだ。」 自分でも驚くことに、サンジは全く迷いもなく、体を引いて頭を落とすと、ルフィのものを口に入れてしまった。 腰を引いた分、ルフィからは離れてしまっているが、ゴムの腕はいくらでも伸びるので、サンジの中から抜けることはない。 ルフィの指をくわえ込んだ秘奥を、他の指が更に外側から撫でて緩めようとしている。 ぞくぞくと走る震えは、もうすっかり快感になっていた。 ルフィがサンジを求めてくれるから、気持ち良くてたまらない。 片膝を曲げたまま、深く状態を折った体勢は、またすっかり高ぶってしまった自身が擦れて気になるけれど、含んだルフィのものもびくびくと震えているから、サンジとおんなじだ。 「サンジ、……いいのか。」 「いいよ。させろ。」 ルフィがためらいがちに、サンジの髪をかきあげるのに、ちらりと見上げて笑ってやる。 濡れた先端をぺろぺろと舐めると、ルフィが眉を寄せて、短い声をあげた。 「んっ、……サンジ…っ。」 ルフィが反応してくれたことが嬉しくて、サンジは一生懸命、ルフィのものを舐め回す。 舐めて舐めて、くわえ込み、ちゅうと吸い上げる。 「……んんっ。」 秘奥を弄っていたルフィの指が増やされた。 そこの皮膚が少しひきつるような感じがする、が、それよりも、口の中に感じるルフィの熱さと、頭や首を撫でるルフィの指の方に心が向く。 「サンジ……、すっげ、きもちい……。」 掠れたルフィの声は、今まで知らなかった色気に満ちて、サンジの背筋を震わせる。 「く…っん。」 その快楽が、サンジの秘奥に力を入れさせ、ルフィの指を締め付けてしまったけれど、粘膜に感じる恋人の指の存在は、興奮を高めるだけだった。 サンジはルフィのものに舌を絡め、零れてくる蜜を啜り込む。 反り返った裏側に広げた舌を押し付け、強い脈動を感じながら舐め上げる。 そうしてまた含み直し、くびれを唇で締め付けると、ルフィの腰が大きく跳ねた。 よし、とサンジは勢い込んだが、ルフィに強く頭を押され、もう少しのものが口から出てしまった。
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2009/02/11 |
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