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「こんなもん、こんなとこに入れられて、本当に悦くなれるもんなんだな……。なあ、ウソップのここ、すっげえ広がってるけど…、切れたり裂けたりしねえのか?」 サンジの指がふと伸びて、ゾロのものをくわえ込んだウソップの秘奥をくるりとなぞった。 「やあああっ。」 ウソップが甲高い悲鳴を上げて、全身が激しく跳ねあがる。 「さわんじゃねえ!」 「あ、わりい。」 見るのは許可したが、おさわりは厳禁だ。ゾロが怒ると、サンジはものすごくあっさりと謝罪した。 素直に謝られてしまうと、互いの普段が普段なだけに、ゾロはそれ以上は責めにくい。 「で、どうなの。」 サンジはゾロに視線を合わせて聞いてきた。 その目には淫蕩な気配はなく、……本気でウソップを気遣っているのだろうか。 けれど、そんな疑惑をかけられることは、ゾロにとっては大変不満だ。 「こいつに怪我なんかさせるかよ。伊達に手間かけてんじゃねえんだ。」 「あー……、ちゃんとしてんだ。優しくしてんだな。」 サンジは妙にしみじみと呟き、また、結合箇所をまじまじと見た。 素直で熱心なサンジの様子に、ゾロはどうしていいものか暫し迷う。 そして、そんなサンジの視線にさらされているウソップは、身をくねらせながらも嗚咽が止まらない。 「なあでも、こいつ、すごい泣いてる。」 やっぱ痛いんじゃねえ?と、サンジは、ゾロにともウソップにともつかなく首をかしげて見せた。 「これは、よがり泣きってんだよ。」 「……そうなのか、ウソップ?」 ちょっと苛立ってきたゾロには構わず、サンジは真剣にウソップに聞いていた。 サンジにそのつもりは全くなさそうだが、結果的に言葉責めになり、ウソップの全身が大きく震える。 ゾロのものを締め上げる秘肉の蠢動も、ひきつるような全身の震えも、ゾロを煽りたてるばかりだ。 しかしそれが半分サンジのせいであるような雰囲気と、段々他人にウソップの可愛いところを見せつけているのが勿体なくなってきてもいる。 ゾロは半分意地悪、半分はサンジを無視したいような気持で、ウソップの体を持ち上げて落とした。 「やあああっ。」 落とす時に同時に突き上げてやると、ウソップの口から盛大な嬌声があがる。 ウソップにとっても、焦らされていたようなものだと気付き、前のものにはふれてやらぬまま、内部の弱いところを狙って自分のもので擦る。 ゾロを包み込む秘肉はせわしなく収縮し、ますます熱を帯びて、ゾロにも快感を伝えてきた。 不自由にもがきながらも、ウソップの腰は淫らにくねり始めている。 「うわ、すげ……。」 サンジは目をまんまるくしたまま、じっとウソップの媚態に見入っているようだ。 やはり幾分むかつきながらも、これだけウソップをよがらせているのは自分なのだからと、自慢したい気分もあるから複雑だ。 「ああっ、…あ、ゾロっ、……あんっ。」 ウソップの声が、苦しげにゾロを呼ぶ。 不規則にゾロを締め付けてくる秘肉の収縮のきつさに、ウソップが切羽詰まってきていて、けれども達することができずに焦れているのが感じられた。 ゾロはウソップのものに手を伸ばしてやろうとして、気が変わって止める。 ここまできたらもうサンジを追い出している余裕もないし、それならば逆に、最高に可愛いウソップの姿を見せつけてやろうという気になったのだ。 「ああっ、や、やああっ、ゾロっ、ああっ。」 ゾロはわざと、ウソップの弱い部分が擦れるように、その体を動かしてやる。 ウソップの嬌声が鋭く、涙混じりになり、許しを乞うように泣き叫びだした。 「お、おいゾロ、ウソップ辛いんじゃねえのか、無理させんなよっ。」 サンジがうろたえてゾロを止めようとする。けれど全く、判っていないとも思う。 「違えよ。今、特別に、ウソップの最高に可愛いとこ、見せてやる。」 「……や、やだ、やだゾロ、見んな、サンジ…っ。」 ゾロのしたがっていることを察したらしく、ウソップの鳴き声が悲痛になる。 けれどそれと同じくらい、興奮して、感じているのが判るくらい、ゾロは深くウソップに繋がっているのだ。 「おれ以外の男の名前、呼んでんじゃねえよ、ウソップ。」 ゾロはウソップの耳朶を甘噛しながら、低く声を吹き込んでやった。 「やだ、やだ、そこだめ…っ、ああっ、やだあぁっ。」 「やじゃねえだろ。そういうこと云うと、やめちまうぞ。」 「ひ…っ、やああ…っ。」 ささやきながら、突き上げるポイントをずらすと、ウソップは焦れてますます泣き出した。 多少位置が悪くても、ウソップはもうゾロに中の粘膜を擦られて感じる体になっている。嬌声は止まらないままだが、今まで存分に突かれていた良い部分を外されて、もどかしがって必死に身を捩った。 ゾロに激しく揺らされながら、ウソップはもう一度良い部分を擦ってもらおうとして、懸命に体をくねらせる。 「や…だ、ゾロ、そこ違…っ。あ! ……ああ、そこ……、んんっ、ゾロ、もっと…っ。」 ゾロが合わせてやると、今度はウソップも、素直にあえぎだした。 涙をぼろぼろと零し、夢中で尻を擦りつけてくる。 そんなウソップを、サンジは口を開けて見ていたが、ウソップにはもう、ゾロのことしか頭にないようだ。 ぶるっ、ぶるっと、ウソップの全身が大きく震える。 後もうほんのちょっとだ。 ゾロはウソップを揺さぶりながら、片手を腰から、胸の方へと這いあげた。 赤く腫れ上がり、ぷつりと尖っている乳首を、ゾロは指の間に優しく挟む。 ほんの微かに指先を蠢かし、乳首の側面を淡く撫でるようにすると、ウソップは全身を緊張させ、唇を激しくわななかせた。 「ああっ、ゾロ、ゾロ…っ。」 荒い呼吸に、ウソップの胸が大きく動く。上下に揺する動きと合わせ、秘肉が激しく蠢動するが、ウソップの視線はゾロの指にそっと挟まれたままの乳首に集中しているようだ。 ウソップの期待には、当然ゾロは応えてやるつもりである。 ゾロはウソップの視線を充分に意識しながら、ゆっくりと指を動かし、固く尖った乳首を思い切りひねりあげた。 「……ひあああっ。」 ウソップが盛大な嬌声をあげ、大きく背を仰け反らせる。 ぶるぶると全身をわななかせながら、ウソップは前のものにふれられぬまま、白濁を飛ばしていた。 強烈な収縮に心地よく締め付けられ、ゾロもウソップの中にたっぷりと放つ。 「あっ、……ひ…っ。」 ゾロの放出を体内で受け、射精の終わりきらないウソップの先端から、新たな蜜があふれでる。 掠れた声でのどを鳴らし、がくりと脱力するウソップを、ゾロは大切に抱きしめた。 「…………はー……。」 よだれの垂れた唇をなめてやろうとしたところで、正面から盛大な吐息が聞こえ、ゾロも暫しサンジの存在を忘れていたことを思い出す。 自分も達してしまうと、たちまちウソップを見せているのがもったいない気持ちになってきて、腕の中にむぎゅむぎゅとウソップを抱き込んで隠そうとした。 しかしそのサンジは、真っ赤になって目をぼうっとさせており、腕にウソップの精が飛んでしまっているのにさえ、気付いていない様子だった。 「おい、いいもん見せてやったんだから、もういいだろ。感謝して、さっさと出てけ。」 ゾロがそっけなく声をかけると、サンジははっとした様子で我に返り、こくこくとうなずいた。 放心しているままのウソップの手を取り、サンジはぶんぶんとそれを振り回す。 「ありがとな、ウソップ。ほんとにありがとう、おれもがんばるぜ!」 何をだとゾロは思ったが、サンジはゾロのことを無視して立ち上がると、シャワーを出して手早く体を洗い、駆け出すようにして浴室から出ていった。 相変わらず変な奴だとは思ったが、とりあえずこれで邪魔者はいなくなったと、ゾロはウソップを抱きしめ直し、頬に唇をふれさせた。 とりあえずは、機嫌を損ねているだろうウソップをなだめるべく、目一杯優しく甘やかして、二回戦目に取りかかろうと思った。
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2009/10/05 |
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