2004.10.15.

国取物語
02
しろくま



■ 2

これは1日前、レオナ達の身に起こったことである。
レオナ「ここね・・・」
3時間ほど馬を走らせ、ようやく洞窟に到着した。この洞窟も、先の戦争で利用されたものだ。中は広いがそれほど深くはない。
レオナ「・・・心して懸かれ!!」
掛け声と共に、団員たちは中へと入っていく。この洞窟はほぼ一本道。まっすぐ進めば必ず見つけることが出来るはず。そして、2分ほど進んだところでオークどもを発見した。
レオナ「!!!」
オークの数はなんと8匹。行為自体は終了していたらしく、白い液体に塗れた女性が2人、ぐったりと横たわっていた。
レオナ(ま、まさか・・・これって・・・)
そう。彼女達は強姦されていたのだ・・・そして、レオナはオークの目的に気づき、怒りで身体が震えた。
レオナ「くっ!・・・ゆ、許さない!!」
そして団員達はレオナを先頭にし、果敢にオークに挑んでゆく。
しかし、体格も腕力も桁違いの怪物を前に、手練れ揃いの団員達も苦戦を強いられた。
団員たちが剣で切り付けても、なかなか致命傷を与えられない。しかし、オークの攻撃は鎧や盾を砕き、一撃で大ダメージを与える。力では勝負にならない。
しかし、レオナはオークの攻撃を軽快な動きで避け続け、オークの喉を切り裂いた。
オーク「グヲオォォ!!!」
叫び声と共に血液が大量に噴出し、1匹のオークが息絶える。
レオナ「急所さえ狙えば倒せる!! 怯むな!!!」
しばらく一進一退の攻防が続いていた。が・・・
謎の声「テメーらぁ・・・なに、人ん家に勝手にあがりこんでんだぁ?」
突然洞窟の、さらに奥の方から声が聞こえる。オーク達もいったん攻撃を止めた。
そこに現れた男(?)は、身体の形や大きさこそ人間に近かったが、容姿はオークに似ていた。半獣人とでも呼べばいいのか・・・ちなみに、この後ではあるが、ロマリアでは彼等の種族を《オーガ》と名づけた。
《オーガ》とは、どうやらオークと人間の中間に位置する種族らしい。突然変異なのか、進化したのかは謎である。しかし彼らの知能は人間とほぼ同等。戦闘能力にいたっては、オークのそれを遥かに凌駕していた。
人間譲りの知能と狡猾さ、オーク譲りの身体能力と惨忍さを兼ね備えた、恐らく単体としては世界最強の戦闘力を有している種族であろう。
オークの血が混じっているせいか、異常な性欲を持っていることも後の研究で発見される。
オーガ「人のペットに何してんだぁ! 殺すぞ?」
彼は相当興奮している。どうやら、彼はオークを操ることが出来るらしく、オークたちは彼の《道具》に過ぎないらしい。このオーガがすべての指示を出している。声で伝えているように見えるが、オークに人語を理解する頭はない。テレパシーなのか・・・
そこへ団員の1人が彼に向かって切りかかった。
オーガ「邪魔だ!!」
そう言って団員の攻撃をかわし反撃の体制に入る。オーガのスピードは恐ろしく速い。
団員「え!?・・・・」
オーガはその団員に回し蹴りを喰らわす。一流の武道家並みに洗練された動きである。一撃をまともに浴びた団員の身体は、まるで紙屑の様に真二つに千切れた・・・
その後はもはや、ただの、一方的な殺戮でしかなかった。



団員が2人を残して全滅するまでものの5分。レオナと女性団員1人を残して皆殺しにされたのである。
レオナ「・・・そん・・な・・・」
女性団員は、あまりに悲惨な光景を眼の前にして、気を失った。
レオナは恐怖を振り払って、オーガに攻撃を仕掛ける。しかし彼の、その超人的な体捌きにより一撃も当てることは出来ず、逆にお腹に一撃を受ける。
レオナ「がっ!!!・・・・げぇぇぇ・・・」
女性には手加減するのであろう、レオナはお腹を押さえながら蹲る。そして、お腹の中にあるものをすべて吐き出した。
そして2人は捕まった。

2人は鎧と服を外され裸にされた。レオナの方は、手と足を縛られ身動きが出来ない状態である。女性団員も手を縛られていた。
オーガ「始めていいぞ!」
オーガはそう言うと、レオナだけを抱えて移動する。一方、オーク達はその女性団員の周りに集まりだした。
女性団員「ん・・・・・」
目を覚ました女性団員は、自分の置かれている状況に気づくと、慌てて逃げ出そうとする。が、3匹ものオークに押さえられ身動きが取れない。
女性団員「い、いや! 離してっ!!!」
レオナ「何をするつもり!?」
そうは言うものの内心は理解していた。彼女も他の女性同様、奴らに・・・
オーガ「はぁ? 何って、あいつらの性欲を処理すんだよ。あいつら、食うことと犯すことしか頭にねぇからな。」
レオナ(そんな・・・誰か助けて・・・クリス・・・)
レオナの願いも空しく、オーク達は女性団員を犯し始める。
女性団員「そんなの、いやっ! やめて!!・・・・・・うぐっ!!!」
オークはお構いなしに後ろ側から、彼女のなかに挿入した。彼女は処女ではなかったが、オークのモノの太さは半端ではなく、苦痛で顔を歪める。
女性団員「いっ、痛い!! 抜いてっ、早く抜いてぇ!!!」
化け物の性器を挿入されるなど・・・
レオナ「や、やめて!! そんな酷いことやめさせて!!」
レオナの叫びは虚しく響くだけだった。
オークの性器はおよそ人間男子の2倍ほど、根元までは到底入りきらない。そしてオークは腰を激しく振り始める。
女性団員「・・・あぐっ!!・・・う・・・ひぐっ!!・・・・」
オークの腰が動くたびに、女性団員は悲鳴とも呼べる声を出している。彼女のあそこからは血が流れ出ている。そのあまりの太さと勢いに、膣内部が裂けてしまったのか・・・
すると、もう1匹のオークが彼女の前に立ち、顔を掴んで口へ性器をねじ込む。
女性団員「むぐ・・・うぐ、げぇぇ・・・」
その大きさゆえ、喉の奥の方にまで当たり吐きそうになるが、身動きひとつ出来ないでいる。
オークは普段は性器にしか挿入しない。恐らく、本能的にであろうか、《獣》と同じで子供を作ることしか考えないからである。しかし、早く性欲を処理するために、口やお尻に挿入するようオーガが命令を出している。
少し離れた場所でも、初めから囚われていた女性達が、また暴行を受けていた。しかし、彼女等の身体に力はまったく感じられない。意識はまだあるようだが・・・



その後3人は数時間に渡り犯され続けた。お尻や口からは、中へ大量の精液を流し込まれたため、お腹はパンパンに張っている。
膣、そして子宮内にもの大量に射精されたため、行為が終わった後も、膣からはダラダラと白い液体が流れ出していた。
女性団員「あ・・あふぁ・・・あは・・・ふは、ふふふ・・・」
彼女の精神は崩壊してしまった。他の2人の女性も似たような状態である。

レオナ「なんてことを・・・あなた達は・・・何で人間ばかり・・・」
オーガ「知らねぇな・・・本能的にじゃねーか?」
どうも、その答えは人ごとのように聞こえる。
オーガ「次はお前だ。まぁ安心しろ! 俺はあいつらほど飢えちゃいねー。それに、お前は気に入っているからな・・・」
そんなことを言われても、結局犯されることに変わりはない。普通の人間にならまだしも、こんな化け物に・・・
レオナ「・・・殺しなさい。化け物に犯されるくらいなら、仲間と共に散った方がマシだわ!」
しかし、心の奥底では、きっとクリス達が助けに来てくれると信じていた。
オーガ「馬鹿が! お前に逆らう権利などない!」
そう言って、レオナの口に布を押し込む。これは自殺を防ぐためであろう。そして足のロープを切ると、足を広げさせて、早々に自分のモノをねじ込む。
レオナ「むぐぅ! ぐうぅぅ!!!」
口を塞がれているため声を出せない。レオナの身体は大きく反り返って震えている。
彼女も処女ではなかったが、今までの経験はたった3回。まだまだ慣れてはいないらしく、その目には涙が見える。そしてオーガはゆっくりと腰を動かし始める。
レオナ「うぅ、うぅ〜・・・んぐっ・・・んぐっ・・・」
オーガのモノは人間のそれと比べても、さほど大きさに変わりはしない。それだけが、せめてもの救いであろう。しかし、レオナは首を左右に振りながら、心の底から嫌がっている。
オーガ「俺は・・・うっ・・・自分が何者なのか・・・わからないんだよ・・・ぐっ!・・・」
オーガは腰を振りながら話し出した。
オーガ「昔の記憶が・・・ねーんだよ・・・ううっ!・・・でも犯さなきゃ・・・いられねーんだ・・・」
しかし、今のレオナにはそんなこと聞こえてはいない。彼女は何とか逃げ出そうと必死に抵抗している。効果はないが・・・
オーガが腰を振り、突き付けられる度に、レオナの表情が歪む。痛みと、恐怖。そして、化け物のモノが自分の膣内に入り込む嫌悪感で身体が震えている。
オーガ「だ・・・出すぞ!」
そう言うと、腰の動きが早くなり始める。レオナの顔色も変わり、慌てる。
レオナ「むぅ〜! もがっ・・・んぐぅ!」
レオナ「う・・・んんんっ!!!」
オーガはレオナの膣内に精液を流し込む。レオナもその瞬間は大きく身体を反らせたが、その後ガクッと身体から力が抜けた。
レオナ(あ・・・あぁ・・・ぁ・・・なか・・・に・・・)
大量の精液が膣内に入り込む。身体の中に熱い液体が流れ込むのを感じる。当然レオナに中出しされた経験などない。
オーガも所詮《獣》、オークと変わりなどしない。欲望のままに性欲を処理するだけだった。
オーガ「しっかり・・・俺の子供を作ってくれよ?」
その言葉を聞いたレオナは、ショックの余りに気を失った。



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