2010.07.21.

セレブ欲情調教
02
影山有在義



■ 蜘蛛の糸1

 義男との約束の朝、のり佳は、朝食を早めに取り出かける準備にかっかた。
約束は十時で、映画を一緒に見たいとのことだった。
たぶん夜まで付き合うことになりそうだが、決して一線は、超えさせないつもりだ。
若い男に慕われるのは、嫌ではないが、のり佳は、夫の正樹を愛していた。
今回のデートの後は、きっぱり会う事は無いだろう。

 初夏の日差しが眩しく、サングラスをかけ、タイトスカートできめた。
セミロングの髪にかるくウェイブをかけた姿は、セレブのマダムだ。
細いベルトでしぼった体が胸とヒップをさらに強調している。
のり佳は鏡の前でくるりと一周して、ハンドバックをとり、出かようとした

その時、音も無く源蔵が部屋に入ってきた。
「源蔵!」
「奥さま、あの青二才とお会いになるのですね」
「そうですよ。今回だけのお付き合いですけどね。飽くまでも節度有る範囲でね。それよりも、あなたどうやって入ってきたのです! 旦那様がお出かけとはいえ、ここの主は、現在私でございます。使用人とはいえ、勝手に家に入るとは常識を疑いますことよ」
「あのような青二才に奥さまを満足させることなどできはしませぬ。それよりも、源蔵めが、奥さまを夢の世界に導いてさしあげます」
「あなた、一体何をおしゃっているのです。私は、もう出かけるのですよ。早く出ていってください」
「源蔵めは、この機会を待っていたのです。奥さまは、美しく、綺麗な体をしておられる。なのに旦那様は、あまり奥さまの体を可愛がっていらしゃらないご様子。いつかこの源蔵が奥さまの体をお慰みさせてあげようと思っておりました」

のり佳は、恥辱と怒りで顔を真っ赤にして言った。
「あなたは、何を言いたいのですか。もうあなたのような人は、ここにおいて置けません。すぐに出ていきなさい。ここへは、二度戻らないで下さい。旦那様にもそうご報告しておきます」
「源蔵がお見受けしたところ、奥さまは感度が良好そうでございますよ。それに もともと肉感的な体をジムで鍛え上げて、極上モノと言ったところでございましょう」

あまりに野卑な言葉に、のり佳は怒りにわなわなと唇を震わせた。
「早く出ていかないと警察に連絡しますよ」
源蔵が動こうとしないのをみて、のり佳は、無視して外に出て行こうとした。
「お待ち下さい、奥さま。どこにいかれますか?」
「あなたに報告する義務はありませんっ!」
「それはなりませぬぞ、奥さま。くっ、くっ、くうっ」
 源蔵は黄色い歯を大きな舌でぺろりと舐め、のり佳の腕を掴んだ。
 のり佳は腕を振り払おうとしながら叫んだ。
「離しなさい!」
「ほっ、ほっ、元気な奥さまだこと。そうゆうふうに暴れられると今後が楽しみになるでございます」
 のり佳と源蔵は縺れ合い、フロアーに倒れ込んだ。源蔵はすばやくロープを取り出し、のり佳の両手首を結わえた。源蔵はすばやく立ちあがり、のり佳を見下ろしていた。
「はずしてしなさい!」
のり佳の叫びなど、聞こえぬふうで源蔵が笑っていた。

 日あたりの良い広いフロアーで、のり佳は、両手首を結わえられ、天井の梁に源蔵によって取り付けられた滑車から吊られていた。
両手を真っ直ぐに上に挙げると、ことさら胸が大きくみえた。
タイトスカートからのびた綺麗な足がハイヒールとマッチしている。

「源蔵! 絶対にゆるしませんよ」
のり佳は怒りに震えながいった。
「奥さま、ではこれからのことをご説明申し上げます。奥さまは旦那様が帰ってくるまでの間、ここを出ることができません。外に出ることも、電話をかけることもできません。源蔵めが、たっぷりと奥さまの体をかわいがってさしあげます」
「縄をはずしなさいっ!」
「この日を、こんな日が来ることをどんなに待ち望んだことか、ひっ、ひっ、ひっ。この足、この尻がたまりませんぞぉ」
源蔵はスカートの上からのり佳のふとももから尻にかけて撫で回し、頬擦りしている。
「やめてぇっえ!」
源蔵の手が背後から胸をなで上げる。
「すごいハリじゃ、ぱんぱんじゃ、 おぉ、おぉう」
「いやああぁ!」
源蔵は背伸びをする様にして、のり佳の首筋を舐めまわし始めた。それは愛撫とゆうより、嫌がらせをしている様な舐めかただった。

くうっ、くうっ、ううっ!

のり佳はいやいやをする様に、激しく首を振り、足をばたつかした。
「ほうっ、ほっほっ、生きが良いでございます。どんなに暴れても無駄でございますよぉ。ほっほっ」
 のり佳はしばらくの間、激しく抵抗していたが、さすがに息もあがり、やがて、首を前に落とし肩で息をしていた。

その時、のり佳の耳に低いモーターの音が聞こえてきた。
顔を上げたのり佳の目の前に、ローターを手にした源蔵がニヤニヤしながらたっていた。
「お使いになったことはございますか? ひっひっ」
「いやっー!」
顔を引きつらせてのり佳が叫ぶ。
「お使いになったことが、ないのでございます。なそれでは源蔵めがたぷりと」
「やめなさい、源蔵。お金ならあげるわ。いくら、欲しいの!」
「なにをおしゃっているんですか。奥さまから、お金など、せびろうとは思ってもおりません」
「お金なら用意できてよ。大金よ。お金が欲しくないの」
「源蔵が欲しいのは奥さまのすべてでございます。奥さまのお尻、型の良い胸、お尻の穴、もちんアソコもでございますよ、ほうっ、ほっ、ほっ。それに、汗、唾液、アソコから出てくるお汁。そう、奥さまが、出される、すべての体液でございます」
「お願い、止めて頂戴! お金よ! 欲しくないの、大金んっ…、くっ!」

 ぶぃーん

 あっ あっ あああ、いやぁっああっ

 源蔵はローターをのり佳の首筋にあてていた。
「ちょっと強めにしておりますが、服の上からあてがう時には、ちょうど好いかと存じます」
再び、のり佳は、両手を上に上げたままの状態で、抵抗し始めた。
源蔵はおかまいなしに、ローターを胸へと移動させてく。
片方の手で、のり佳の突き出した胸を 下から搾るように、揉み解し、ローターをもう一方の胸のふもとから、円を描くようにと、回している。

激しい抵抗でのり佳は汗が滴り始めた。
源蔵はのり佳の顔をおさえ、顎の先の汗をぺろり、と舐めた。
「のり佳様、お汗を頂戴いたしましたぞ。ほっほっ」
「いやぁっ、いやぁ、やめてぇっ」
源蔵は、再びのり佳の胸に取り掛かり始めた。

ぶぃーん、ぶっ、ぶぶぶっ

あっ、ああぁっ、いやっ、やっ、ああっ、くぅっ、くうっ!

 大きく突き出した胸の先に、ついにローターが到達した。
乳首のあたりを服の上から小さな弧を描く様に くりくり と回してる。

「どうでございますか、奥さま。効くでございましょう。さぁ、こっちの方もそぉーれ」
ローターを持ち替えて、逆の胸を責め始める。
「こちらの方の胸は源蔵めが、よく揉んでおいたゆえ、感度がするどくなっている筈でございますよぉ」
ローターを持った逆の手で乳首のあたりを人差し指と親指で探り始める。
「おおぉ、ございましたよ、かわいい乳首が、ほっ、この様にコリコリと硬くなっているではございませぬか、ほっほっ」
「触らないでっ! あっ」

 ぶっぶっんー

ローターと源蔵の爬虫類のような指で、のり佳は翻弄されている。
体をよじり、腰をもじり、明らかに先ほどの抵抗とは違う動きを始めた。
牧歌的なセックスで過ごしてきた体とはいえ、すでに三十路を迎えた女の体は、むしろ青さが取れた果肉のようである。軟らかさと甘い果汁をたたえている。
「奥さま、思った以上に感度が良いようで」

源蔵は、タイトスカートを剥ぎ取った。
真珠の様な光たくをもったショーツがあらわれた。

もうのり佳の抵抗はなっかった。涙を流し、頭を下げていた。
ローターが徐々に乳首から遠ざかり臍からのあたりを通り、鼠頚部を擦り始める。
源蔵の手がのり佳の股を大きく広げた。
ローターは、鼠頚部から、一旦太股に下り、再び局部へと向かう。

んんん、うんっ!

のり佳は、源蔵の手管に反応しないように 必死で耐えていた。
 ローターは、ショーツ越しにバギナの上を往復してる。
源蔵は、臍の下のショーツのヘリを摘んで上に引っ張った。
ショーツはバギナに強く貼りついた。
そこへローターを擦りつける。

んんん、んんんっ!

のり佳は、耐えようとするものの、声がでてしまう。
頭を強く振って叫んだ。
「この、変態おとこぉ!」
「はい、はい。源蔵は、変態でございますよ。でも、この程度では変態とはいえませんぞぉ、ひっ、ひっ、ひっ」

源蔵は、いきなり立ちあがり、のり佳のシャツを一気にひきちぎった。
ボタンが飛び、フロアーに乾いた音をたてた。
ショーツと揃いの真珠色のブラが現れた。

 源蔵が、大きな洋裁鋏みを持ってきた。
シャツを切り裂き、胸の谷間に鋏みをいれた。
 パチン
ついにのり佳は、源蔵に胸をさらした。

「おおぉ、スバラシイおっぱいですぞ、奥さま!」
「絶対に、絶対に許しませんよ、源蔵」
「今度は、じかにいきますよ、奥さま。ご安心ください、奥さまは、初心者ゆえに、少し振動をゆるく調節いたしますよ」

 調節したローターで、さっきと同じ様に胸を責め始める。
振動で振るわせられた小さな乳首がたちまち 勃ち始める。
あいた手で乳房を搾りあげながら、舌で弧を描きながら、乳首をいたぶる。
時々、口に含み、黄色い歯をあて、はさみ、転がし、硬い感触を楽しんでる。
交互にしゃぶられ、震わされた乳首は、痛いぐらいに勃ってる。



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