あとがき。

 三話目にしてケンライでーす……うわー超茨道。てゆかわしはグラライでサーチに登録したいのにィ。またサーチに登録できる日が遠のいたじゃないか。
 でもこれは最初から予定していた展開ではあるんですよ。これもグラライをくっつけるのに必要なワンステップなんです。まぁ今展開を言うわけにはいかないので中途半端なんですが、最終的にはライはこれをきっかけにグラッドを意識するようになるというか……(正確ではないが間違ってはないはず)。
 でも実は自分別口でケンライもかなり好きなんですけどね(告白)。
 すいませんケンタロウ方々で相当悪く言われてて、自分もそういうお言葉に反論する気はまるっきりないのですが。自分もケンタロウはクソ親父だし駄目親父だし嘘つきでライのことをちゃんと考えてない最低親父だと思うんですが。
 でも自分実はケンタロウ大好きなの。ぶっちゃけ一周目一番萌えたカプがケンライだったんですよ! ラストで唐突に現れたあのライダースーツ&髭の男前っぷりに一目惚れ。しかも親子! 一周目からライが大好きだったもののどーもビビッとくる攻がいないと感じていた自分にとって、ケンタロウは本当にマジぴったしな攻だったのですよ。
 どこがいいってやっぱまずビジュアルですね〜。髭+ライダースーツの筋肉男なんてもう非常に萌え。抱かれたい。あのライダースーツの下には体毛がもしゃもしゃ生えていて筋肉質のちょいマッチョな体が素肌であらわにされてるんだろうなと思うとハァハァと……! 顔立ちもかなり好きな顔です。声もわりと好みかな。
 それから性格も実は好みなんですよ……そりゃいきなり出てきておいしいとこ持ってってムカつくとも思いますが(ちなみに自分は2007/4/17現在三周目でギアン・エニシアEDを迎えていません)、そのおいしすぎる持ってきっぷりがなんていうんでしょう、ムカつき萌え……?(なにそれ) ムカつく、殴りてぇ! とも思うんですけど、あのお約束な問答無用っぷりがムカつきつつも萌えるんですー。だってカッコよく見えちゃったんだもん……。
 他にも名もなき世界の出身だとかいい年こいて盗んだバイクで走り出すようなことやってたとかいう細かい萌えもありつつ……一番はあれかな。子供にうまく愛情を示せないこと。それもライ(&フェア)限定でっつーのが非常によい! よいね!
 自分は基本的に子供にちゃんと愛を上げられない親っていうのに対しては非常に見る目厳しいんですが、ケンタロウはなんていうかその駄目親っぷりがむしろ……可愛い。ライがあんなに前向きで強くていい子に育ったのはケンタロウのおかげでは微塵もないというところが不憫ささえ感じさせてしまう。ライの方がはるかにしっかりしていて男前で、ケンタロウは親らしいことがなにもできてなくて、それを悔いてるところすらあからさまには見せられずにライに甘えまくってしまい内心めちゃくちゃ申し訳なく思っている(途中から妄想)というのがもう激萌えで!
 どっかのインタビューで都月さんが『(ケンタロウは子供に)おっかなびっくり接してるから駄目親父なんです』ってたんですけど、それがね、もう非常に萌えて! そうでなくてはと燃え上がったっつーか。やっぱりケンタロウはうまく子供に愛情を示せない駄目親で、ライの方に先に折れられてしょうがねぇなぁクソ親父っつわれるんですよー! うわぁたまらん。なんていうんだろ、この……親子が逆転しているようでいて実はしてない関係の妙! エリカは普通に可愛がれるっつーところがまた妄想を誘うのですよ。
 なのでつい今回手を出させてしまいましたv 犯罪犯させて申し訳ありません。
 まぁね、自分もね、ケンタロウもさすがにここまでやったら罪悪感相当だろうと思うんですよ? メリアージュに申し訳なくて死にたくなるだろうと思うんですよ? でも自分はケンタロウにライに手を出してほしかった。超駄目親父にどこまでもライに甘えてそしてライのことで悩みまくってほしかった! なのでいろいろ捏造してやらせてみました。
 両親に性的虐待を受けて同じことを子供に繰り返してしまう親。そういう風に傷つけてしまうと思ったから逃げ出した。本来絶対あっちゃならねぇことだと思いますがこの親子に関しては逆に萌え。たぶん自分はケンタロウに育てられた(らなるであろうライ)よりも今のライの方が好きだからなんだと思うんですが(ライには申し訳ないんだけどその不憫さ切なさに萌えてしまうんだよー!)、これならライを五歳で放り出したのが自分的には理解できます。
 で、手を出したのは……ライが男とヤってんじゃないかと思ったからです。兄貴を呼ぶとこね。あそこまではケンタロウもちょい悪ふざけ入ってはいるけどまともに性教育のつもりだったんですよ。
 別にヤキモチ焼いたっつーんじゃなくって。自分が傷つけないように妙なことしないように逃げ出してやったのに(やったっつーところにケンタロウの性格の根本的な傲慢さが表れてますね)結局息子は男に抱かれてる。自分のしたことはまったくの無意味だったのかと思うと頭に血が上って嗜虐欲に火がついちゃったんです。
 それで息子をヤるのは人でなしだという方。その通りです、ケンタロウは人でなしです。自分ケンタロウのそーいう最低男っぷりに惚れているので言い訳しません。
 でも死ぬほど気にしているのはケンタロウの方でライは実はあっけらかんとしてるんですよね。自慰の存在すら知らなかったようなピュアっ子ちゃんだから行為の意味がわからないからなんですけど。なんか妙だったな、とは思いますけどライは基本親父のやることって(どちらの意味でも)絶対だったりするので(死んでも認めないけど)まぁ親父的にはあれが普通なんだろうと思ってます。で、初めての快感にちょっぴりドキドキ……みたいな。そこらへんはやっぱ男の子だし、ホモスキーの妄想としてね(それを言っちゃあおしまいだろう)。
 それにライ親父好きすぎだし。超弩級のファザコンで親父がすべての判断の基準になってる(反面教師としつつもすべての思考の基本)。親父がそばにいてくれるんだったらなにしてもいいとか無意識で思ってる。絶対認めないけど。
 で、そこからグラッドの兄貴への想いが始まるわけですよ!
 ちなみに今回なぜ兄貴を呼んだかというと、実は大した意味はありません。兄貴がライ的に無防備に頼れる人だったからノリで呼んじゃっただけ。でもそういう不意の一言ってそーいうノリとか自分でもわけわかんなくて言っちゃったとかが大半だと思うんですけどね。そーいう一言を重視して空回るBL小説のキャラさんたちは多いですが。
 グラッドの兄貴はですね〜切ないんですよ〜ライに頼ってほしいのに甘えてほしいのにしてくんなくて、心許してくれてないんじゃないかと胸痛めるんですよ。
 実はライはもーライ的には最大限にグラッドに心を許しているんですけどね。誰かに愚痴聞いてほしいと思ったらついグラッド兄貴のとこ行っちゃうくらいには。これってライ的には『好きにして』とほぼ同義ですよ。
 でもライは苦しい気持ちや辛い気持ちを本当に最大限まで胸の中にしまいこんで耐えてしまう子なのです。なのでもう一山越えちゃってる決戦前夜は兄貴のところへ行こうなんて思いつきもしません。グラッド兄貴の複雑な男心など当然知りもしないしね。
 でもだからこそ辛くて辛くてしょうがなかった時に愚痴のこぼし役に選んだっていうことに重みがあるんですが、それに兄貴は気付けるかどうか。グラッドの兄貴はもうなんか諦め入っちゃってるし。でもまだまだこの二人の混戦恋愛事情は続くんで、見に来て下さると嬉しいです。
 あ、あと個人的な妄想設定を公式のように言って気に障った方いたら申し訳ありません……おまけに自作品めっちゃ語ってるし。作品を見れば妄想してしまう可哀想な子だと思って許してやってください。

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