非幻想異端的日常
2005年 11月 1日 (火)
 相変わらず胃が痛くてしょうがないので、医者に行った。胃カメラは呑まなかったが、恐らく胃壁が炎症を起こしているのであらうということで、胃炎を押さえる薬を処方された。
 胃が痛くてまともな食事ができなくて、毎日カロリーメイトばかり食っていることを報告したら、カロリーメイトは脂肪分が多いのであまりお勧めできないと言われた。パンも最近は油が多いのでダメだそうだ。牛乳も胃に悪いのでダメらしい。
 それでは何が一番いいのかと言うと、やはり米の飯をよく噛んで食うことだそうで。米は消化に悪いと思いパンやカロリーメイトばかり食ってた俺は、ある意味常識を覆された。
 そんな訳で、夜はお粥を食った。誘惑に負けて、おかずに生クリーム栗パンを食ってしまった。体調が悪くても食欲だけは落ちたことがないのだな。

2005年 11月 2日 (水)
老子・列子 BK1で注文した「老子・列子」と「荘子」(徳間書店)が届いた。早速ゆっくり読みはじめた。俺の座右の書であり精神安定剤でもあるこの二冊、友達にあげてから長らく手元から遠ざかっていたが、本日やっと戻ってきた。これで俺は心の平安を手にすることができる。喜ばしい。

2005年 11月 3日 (木)
 医者に言われた通り薬を飲んで、だいぶ痛みが治まってきたので、今日は蕎麦にチャレンジしてみた。一週間ぶりのまともな食事と言える。コンビニで買った冷たい蕎麦を暖めて食った。デザートには杏仁豆腐を食った。胃はそれほど痛くならなかった。だいぶ回復に向っているようだ。明日あたり、更にまともな食事ができるかな。

2005年 11月 4日 (金)
 最近ネットの自主映画鑑賞にハマっている。
 よく見ているサイトがここだ。↓

http://neom.cocolog-nifty.com/

 自主映画は浴びるほど見ないと当たらないくらい面白いものが少ないが、このサイトは数多くの作品が掲載されていて、ランキングの上位から見てゆくとかなりの確率で面白いものが見れる。自主映画でも凄い作品を撮る人がいるのだなあと関心。
 凄いのは撮影や編集や効果のテクニックがかなり高度なことで、制作側の視点で見ると名人芸を見ているような気分になる。俺はそれがすごく面白いと思うが、しかしその反面、あまりにも高度な撮影技術に注目しすぎて、ここで面白いと思ってはいけないと意識にブレーキをかける自分もいる。ここで面白いと思ってしまったら、自分の作品までこちらの傾向に陥ってしまう危険性があると思うのだな。映画を見て楽しむのはあくまでも素人なのだから、素人が解る作品を目指さないといかんのではないかと。
 そんなわけで、自主映画にハマりつつ、玉座にあげられそうになりながらも、真にやるべきことを見失うことなく、魏王のまま死なんとする蒼天航路の曹操のような心境を味わっている次第である(そういえば来週のモーニングは蒼天航路の最終回だな)。

2005年 11月 5日 (土)
 インドに行きたい。インドに行って、極楽浄土の蓮の華を地上で見たい。インドの映画館でインド映画を見て、インド人と一緒に涙を流したい。道ばたでインド人の美少女を発見したい(できれば連れて帰りたい)。旨いインド料理を食いたい。インド人とインド映画について語り合い、インド人の友達を500人作りたい。インドの眉目秀麗な仏像を見たい。
 生まれて初めてインドに行きたい。そんなことをしみじみ思った今日という日だった。

2005年 11月 6日 (日)
 川越にてコンゴ氏と会う。フランス料理レストランを見つけ、食事した。うまかった。食後、喫茶店でココアを飲みながら雑談。その後、川越市駅まで散歩した。俺は今日、川越駅から来たのだが、川越市駅(川越において「川越駅」と「川越市駅」は別の駅である)は川越駅の次の駅なので、川越市駅からも帰れるのだ。
 川越市駅に着き、電車に乗ったが、コンゴ氏がさっきフランス料理を食ったばかりでもう腹が減ったというので、また川越駅で降り、駅前のガストに入ってパスタを食った。俺はドリンクバーでメロンソーダとジャスミンティーを飲みながら、仕方なく雑談しながらつきあった。結局終電ギリギリで帰った。
 コンゴ氏と会うと振り回されることが多いが(9月8日の日記参照)、振り回されているようにみえて、実は彼と語り合うひとときに変化をもたらす潜在的に意図された演出の一種なのである。なるほど、だから気にならないのか。

2005年 11月 7日 (月)
 胃の調子はだいぶ良くなったので、ついにインド料理を食べに行った。実に2週間ぶり。これほどインド料理を食べなかったのは最近では珍しい。俺はぶっちゃけカレーだけ食っておれば、それでいいのだ。俺はよく人に「この肉体はカレーで出来ているのだ」と嘯いているが、真の意味でそうなるには、何日何週間何ヶ月カレーだけを食べ続ければよいのだろう。肌の色もやっぱり黄色くなり、毛穴からはターメリックの香りが漂いはじめるのだろうか。興味深いところではある。
 そんなわけで、新宿で一番好きなインド料理屋ジンナーに行った。なつかしい店内に入り、アイシュのポスターの隣の席に座る。まだ胃の調子は完全ではないので、消化に良さそうなフィッシュ・マサラを注文した。ドリンクはもちろんラッシー。そしてもちろん、スプーンなど使わずに、手で食った。何度も言うように、インド料理は手で食ったほうが断然うまいのだ。
 インドの音楽が心地よく流れる店内で、手でカレーとサフランライスをかき混ぜ、口へと運ぶ。七色のスパイスの味わいが口中に広がり、五臓六腑をかけめぐる。気分はもう天竺。食後にチャイを注文し、砂糖をスプーン三杯入れバカ甘くして飲む。充実のひとときだった。
 明日も明後日も明々後日もインド料理が食いたい。


本田美奈子 本田美奈子さんがお亡くなりになりました。彼女は16歳のデビューからファンでした。アメリカ留学以来ずっと遠ざかってましたが、数年前テレビで「つばさ」を歌っているのを見て、その心震わせる歌声に感動し、再びCDを買うようになりました。一昨年は新宿高島屋で行われたサイン会(2003年6月15日の日記参照)で初めて生で彼女を見、積年の想いを伝えたばかりでした。てか、なんで俺、デスマス調で書いてんだ。とにかく合掌。
 てゆうか、かなりショックなんですけど。


 夜、右手の匂いをかいだら、まだカレーの匂いがした。これが幸せってもんだな。

2005年 11月 8日 (火)
カリシュマ・カプール インド映画「Dulhan Hum Le Jayenge」を見た。カリシュマ・カプール主演。相手役は最近なにかと評判の悪いサルマン・カーン。監督はデビッド・ダワン。つまり名作「Biwi No.1」トリオの第二弾である。
 いや〜これほどストーリーはどうでもいい映画もない。このどうでもよさは、ストーリーのことに文章で触れるのも後ろめたい気分にさせるほどである。だって本当にストーリーはどうでもいいのだ、この映画。ポイントなのは歌と踊りとノリである。
 カリシュマ・カプール演ずる金持ちのやんちゃ娘の愛らしい演技がとてもいい。楽しいミュージカルと緩いユーモアとスピード感あるノリノリ演出もよい。デビッド・ダワンとカリシュマ・カプールの才能全開の快作かも。
 いい曲がたくさんあるね。サントラほしい。

 なんだか画像がやたらデカいな。思い入れの差だろうか。

2005年 11月 9日 (水)
 まもなく第九回幻想異端文学大賞の審査締切である。まだの方は、急いで読んで、提出されたい。まだの方って、俺もだな。

2005年 11月 10日 (木)
 今日の日記はかなり重要である。

 ついに週刊モーニングで「蒼天航路」が終わった。
 改めて説明すると、「蒼天航路」とは俺が一番好きな漫画である。現時点でという意味ではなく、時を越え、今までの人生で一番好きな漫画なのだ。11年前モーニングで連載が始まった第一話を読んで衝撃を受けて以来変わらず、俺のバイブルであり人生の指針であり続けた。
 その蒼天航路がついに最終回をむかえた。以下はそのドキュメントである。

 水曜日の夜(モーニングは木曜発売)。ミクシィの蒼天航路コミュニティの「今週の蒼天航路」トピをまめにチェックする。地域によってモーニングは早めにコンビニに並ぶので、すでに読んだ人の書き込みを探していたのだ。なんでチェックするのか自分でもよくわからないが、逸る気持と不安を誰かの言葉で紛らわしたかったのだろう。

モーニングの表紙 深夜3時。近所のコンビニで週刊モーニングを買ってくる。表紙はもちろん曹操。いつもは歩きながら読んだりするのだが、今日ばかりは帰って事務所の椅子に座ってじっくり読むべきだ。蒼天航路の最終回なんて読んだ日にゃ、俺の心身にどんな事態が発生するか予想もつかない。外で読むのは危険である。

 事務所に戻り、鍵をかけ、香を焚き、椅子に座って覚悟を決め、モーニングを開く。蒼天航路を探しあて、1ページ1ページ、読んだ。
 それは完璧なまでのラストだった。静かで、暖かく、深遠なる、ひとつの巨大なる物語の最期であった。
 三週間前、モーニング誌上に「蒼天航路あと3回」と告知が出たときは、そんな話数でこの壮大な物語を納得いくようまとめることなど可能なのかと不安でいっぱいだったが、そんな不安などまったく意味がなかった。これはもう、まとまるとかまとまらないとかそういう問題ではない。そんな人為的な言葉はこの作品に釣り合わない。それほど自然な、神話の完全体だった。

 ラスト3ページで涙があふれ、最後の1ページで号泣した。漫画を読んで涙を流したのは人生で初めてのことである。読み終わってまた最初から読んで、ラストでまた泣いた。それを延々と、朝の7時半まで繰り返した。ここ十数年なったことのない精神状態だった。最後はやっぱりインドなのだった。

 「蒼天航路」は俺が大学を出て社会人になったばかりのときに始まった。それまで井の中の蛙だった俺の社会への道しるべとして、11年間、ずっと俺を励まし続けてきた。ここに描かれているすべてが、俺に生きるための何かを教えてくれる、人生の教科書だった。そして今、この物語は過去の作品となってしまった。

 実際、今になって第一話を読み返してみると、なんで俺が最初からこの漫画をここまで好きになったのか、よく解らない。第一話の段階ではこの漫画の神通力の一端は垣間見えていない。ちょっと特殊だが、記憶の印象よりは割と普通の歴史物漫画の第一話なのだ。
 やはり「蒼天航路」との出会いは運命だったのだなと思う。

 とにかく、何よりもこの作品をリアルタイムで体験できたことは、我が人生最大の喜びのひとつであった。
 なんだか、こんな文章ではぜんぜん俺の想いの丈は書き足らない。まあいい。
 欣太さん、素晴らしい作品をどうもありがとう。今までお疲れさまでした。

2005年 11月 11日 (金)
笑の大学 映画「笑の大学」を見た。三谷幸喜脚本。
 まさに笑いの大学。ケチをつければつけるほど、脚本が面白くなってゆくという展開が妙に説得力があって面白い。
 で脚本がどんどん面白くなって、最後にそれが完成、というところが何よりも期待するところだが、そこのところがスッパリ無く、ラストはまったく逆の方向で終わる。消化不良だ。こんなことなら事実を折り曲げてでも、ストレートに終わらせてほしかった。
 というわけで、最後の十分くらいは余計だったが、なかなか笑えて、楽しめた。「笑いの大学」とはよく付けたもんである。

2005年 11月 12日 (土)
 諸戸秋樂さんが遊びに来た。四年ぶりの再会である。諸戸秋樂さんというのは四年前、若気の至りでクビにしてしまった、俺の元ひざ乗りの秘書である。五年くらい前の掲示板ではシアンとかいうハンドルで活躍していた。
 いろいろ積もる話しをしながらインド料理を食い、お茶して、帰っていった。思ったより変わってないので嬉しかった。

2005年 11月 13日 (日)
 昼頃、クライアントから電話があり、近くに来るというので、慌てて起きて着替えて顔も洗わず出て行った。クライアントと会って、帰って、顔を洗う前にちょっとメールチェックをとiBookを立ち上げると、スカイプでイギリス留学中の見知らぬ日本人大学生に話しかけられた。なんでも思考の深い対話を求めていたらしく、それから深い思考の対話を七時間にも渡って語り合った。初めて話す人とこの長時間、なんなんだ。結局、休日はスカイプで一日潰れたが、非常に勉強になったことは確かだ。顔を洗ったのは夜の十一時だった。

2005年 11月 14日 (月)
オールド・ボーイ 韓国映画「オールド・ボーイ」を見た。異色バイオレンス・サスペンスといった感じの映画である。
 以前、スカイプでいきなりトルコ人に話しかけられ、「昨日『オールド・ボーイ』って日本映画(トルコ人にとっては韓国も日本も同じらしい)を見たんだ。これがスゴい映画でさ」と興奮冷めやらぬ様子で熱烈に勧められたのをきっかけに、この映画に興味を持った。ただ韓国映画は嫌いなので、本当にスゴい映画なのか、やや懐疑的だったのも確かである。
 見てみたら、これが本当にスゴい映画だった。どれくらいスゴい映画かと言うと、俺の人生でも特に心に残るフェイバリット作品の幾つかを、この映画は見事にぶっ飛ばした。好きな映画を貶めるようなことは言いたくないので、あえてぶっ飛ばされたのがどの映画かは言わないが、とにかくそれほどこの映画は桁外れにスゴいのである。
 何がスゴいって、何もかもがスゴい。主人公もスゴければ、あの長回しの喧嘩シーンもスゴい。すべての動機がスゴい(特に敵の)。日本の漫画が原作ってところもこの映画のスゴさを裏で支えている(原作読んでなくてよかった)。出演者全員がスゴい。一分一秒がスゴい。そして見終わった後の余韻もスゴかった。俺はまたこうして、ただ賞賛の言葉を列挙するだけの感想文に陥らんとしている。もうこんなスゴい映画を前にして、俺に駄文以外書けと言うのが土台無理な話しである。
 この映画はカンヌでパルムドールを受賞したそうだが、さすがタランティーノ審査委員長は映画を解ってるな。
 ここからは個人的な話しだが、俺はこの映画はとどのつまり、記憶に翻弄され、修羅道に堕ちた人間たちの物語だと思っている。ただそこに一抹の救いを求めるならば、それは事実と向き合って生きることなのか、知らないで生きることなのか。そこをしみじみ考えてしまったのが、この映画のラストシーンなのだった。とても心に残る映画だった。
 DVD買おう。

2005年 11月 15日 (火)
ぱにぽにだっしゅ! 「ぱにぽにだっしゅ!」というアニメが面白いので、毎週日曜日の深夜1時半は東京12チャンネルを見ることにしている。もともとこのアニメを見るようになったのは、俺が山崎バニラが好きだということで、従兄弟が山崎バニラがこのアニメのメソウサというキャラの声をやっているから見た方が善いと勧められたからである。それだけの理由でわざわざあまり見ないテレビを無理に見る必要もないと最初は言っておりながら、二三度ちらほら見ているうちに、だんだんキャラを覚えてゆくにつれ、面白くなってきてしまった。後に原作を読んで更にハマった。アニメ版はほぼ監督の新房昭之のオリジナルと言っても過言ではなく、原作を遥かに飛び越え暴走している。原作ももちろん面白いが、アニメ版は一度見ただけでは気がつかないような小ネタや伏線も多く、すべてのギャグや関連性を見逃すまいとビデオに録画し毎週必ず二度見るようにしていたら、ますますキャラに愛着が湧いてきて、興味は留まる所を知らない。ばかばかしいシュールさはイオネスコの不条理演劇さえ彷彿とさせる(させないかもしれない)。この系統のアニメを気に入ったのは「あずまんが大王」「彼氏彼女の事情」以来だな。

2005年 11月 16日 (水)
オールド・ボーイ コジロウさんに漫画「オールド・ボーイ」の単行本を借りて全巻読んだ。先日見た映画と物語の骨子は同じだが、その面白さという点でぜんぜん違った。
 よく出来た映画だったが、原作を読んでたら映画はきっとつまらないだろう。映画で面白く描かれている部分が原作ではつまらなく、原作で面白い部分が映画ではつまらない。自然と原作を読んだ後で映画を見た場合、原作で面白かった部分は不満足な形で映像化されており、映画ならではの面白い部分は原作で既につまらない形で読んでしまっている。
 原作の読者に評判が悪いのも道理かもしれん。

2005年 11月 17日 (木)
 来月、韓国旅行をするのだが、パスポートが無いことに気がついて、川越に取得に行った。
 最後に海外旅行をしたのはだいたい7年ほど前である。そのときに使ったパスポートはここ7年ばかし見てないので、恐らく紛失したのだろう。どうせもう期限も切れてると思ったので、新しく取得することにしたのだ。
 ところが受付に調べてもらうと、前のパスポートはまだ期限が3年ほど残っているらしい。してみると、前回のパスポートは最後の海外旅行の直前にとったものだったんだな。
 帰ってもう一度くまなく探すか、いまここで紛失届けを出して再発行の手続きをしてしまうか、迷ったが、その場の判断で後者を選んだ。韓国にたつのは12月4日。もう時間ないし。
 手続きを済ませ、パスポートが発行されるのは12月2日だと言われた。ぎりぎりだ。大丈夫だろうか。
 それにしても俺は何故、この忙しいのにまったく興味の無い韓国なんぞに行くのだろう。なんでインドじゃないのだろう。
 その答えは、韓国旅行の日記によって明らかにされるに違いない。(つづく

2005年 11月 18日 (金)
 携帯三国志ゲームで先週謀反を起こして将軍から君主になったばかりだが、昨日の戦で軍が壊滅し、早くも滅亡の危機に曝されている。仕事の合間に巣鴨の喫茶店で携帯と格闘。更にその後、池袋の喫茶店で携帯と格闘。背水の陣に追い込まれた我々は軍議に明け暮れた。最後の最後まで諦めない、それが俺の勇であり信である。

 後日談:次の日、滅亡した。

2005年 11月 19日 (土)
 明日は自主映画コミュニティのミーティングなので、夜仕事が終わった後、資料作成・プリントをせっせとやる。時間がないのでやることすべて中途半端になりそうだが、なんとかポイントは押さえて卒なく進めたい。

2005年 11月 20日 (日)
 自主映画コミュニティのミーティング。
 夕方5時半、歌舞伎町のルノアール会議室に集った仲間は宇井郎さん、とみき監督、ガクさん改めジキルさん、ピロさん、ともさん、デリ兄さん、礼さん、よっしーさん、まるまるさん、いっちぃさん、サトウさん。途中から霊子くんとシスター静香とぶらっきぃさん。
 本日の議題は制作委員会の組織編成、および制作する映画の内容決定、である。まずはコミュニティの主旨とこれまでの経緯を簡単に説明し、その後すぐに会議に入った。
 組織編成はさっさと来ている人の中から決めてしまったが、本人の意思確認が少し甘かった。制作する映画の内容は俺の希望が通ったが、後からいろいろと問題意見が出た。会議は時間通りに終了し、その範囲内ではうまくまとまったが、後から反対意見やら辞退の申し出やらが続出し、やや戸惑う。また俺は暴走して先走り汁をまき散らしてしまったのだろうか。まさか、そんなこと。もしそうだったら誰か止めてくれ(切実)
 会議の後、飲み会。さっきのメンバーからピロさんが帰り、長島さんがやってきた。長島さんと会うのは何年ぶりだろうか。皆と自主映画の現状や映画の精神論・技術論等に雑談の華を咲かせる。俺は今日昼にインド料理を食って腹がぜんぜん減ってなかったので、ひたすらコーラを飲みながらポテトやトマトをぼそぼそ食っていた。
三国志中 カラオケ。とみき監督、ガクさん、よっしーさん、まるまるさん、霊子くん、静香、長島さん、ぶらっきぃさんが残った。宇井郎さんは一端打ち合わせに去ってまた戻ってきた。最後はとみき監督、霊子くん、長島さん、宇井郎さん、ぶらっきぃさんだけになって、歌も唄わずに、長時間朝まで自主映画制作について激論を戦わせる。懸念とやる気が混沌となって胸に押し寄せてくるが、何ごとも明鏡止水の境地で気を流した。すべてあるがまま。有無相生ず。素敵な映画を作る、ということは、既に素敵な映画がここにある、ということと同じである。
 朝。ぶらっきぃさんが漫画喫茶でシャワーを浴びて2時間ほど寝てすぐ撮影に向うというので、漫画喫茶よりはと思い、事務所に連れてきた。俺は何故かマクドナルドのハンバーガーを食いながら、インド映画を観た。外はすっかり明るくなっていた。

2005年 11月 21日 (月)
 目が覚めたら昼過ぎ。まだ眠いので寝た。次に目が覚めたら夕方5時だった。まだ眠いのでまた寝た。さらに次に起きたのは夜の10時だった。シャワーを浴び、歯を磨き、一日を開始した。
 そういえば今日は俺の誕生日だった。

2005年 11月 22日 (火)
 食事をしながらテレビを観ていたら、笑いすぎて食事ができなくなった。仕方なく番組が終わるまで食事を中断した。たまにはテレビもツボに入る作品を見せてくれる。

2005年 11月 23日 (水)
 高い買い物をした(な〜の〜は〜な〜か〜ぜ〜に〜ゆれ〜て〜♪)。

2005年 11月 24日 (木)
 長らく連絡がとれなかった方から連絡があった。推測するに、連絡がなかったのは連絡をとりたくない理由があったからであり、また連絡が来たのは連絡を取りたい理由が出来たからである。ではこれまでの連絡をとりたくない理由は消滅しているのかというと、なかなか微妙なところではある。
 Let's see what we'll get.

2005年 11月 25日 (金)
 池袋のインド料理を新たに発見し、入ってみる。新しく出来たにしては店内とか古くさいなと思いつつ食ってみると、カレーまずい、ラッシーまずい、サフランライスがなく、ただのご飯。おまけに食後のチャイもまずい。とんでもない食わせ者のインド料理屋だった。
 話しを聞いてると、ここは最近まで普通のバーだったが、客の入りが悪いのでインド料理に改装したらしい。どういう発想なんだかわからんが、その試みは見事に空回りしていると言わざるを得ない。
 店内に大きなテレビがあり、マドゥーリやシュリデヴィが踊っていたのはせめてもの救いだった。

2005年 11月 26日 (土)
 TSUTAYAでアニメのビデオとDVDを十本ほど借りてきて、見まくった。一本が30分か一時間だから、すぐ見終わった。面白くはなかったがなかなか勉強になった。勉強になったってことは、ある意味面白かったとも言える。

2005年 11月 27日 (日)
 久しぶりに何もない休日。一度だけ近所のインド料理にカレーを食いに行った以外は、家でずっとアニメを見ながらゴロゴロしていた。よって、書くことがない。

 しかし、家でゴロゴロしてる方が週末は充実したように思えるのは何故だろう。

2005年 11月 28日 (月)
もにかべるっち? 暇なのでひとりでぶらぶらと歌舞伎町まで映画「ブラザーズ・グリム」を見に行った。テリー・ギリアムって映像はすごいけど、本当にストーリーテリングがヘタだ。がちゃがちゃしていて単調で落ち着きがなく、なんだかよくわからない。モンティパイソン時代のコントの演出が今だに抜けきれてないんじゃないか?
 まじで退屈で死にそうになり、前半で眠った。それから次に目が覚めた時、既にエンドクレジットが流れていた。まあいいや。無料券だったし。絶対つまんないし。

2005年 11月 29日 (火)
 久しぶりに仕事で銀座に行ったついでに、南インド料理レストラン「ダバ・インディア」で食事。以前友達に教わり、ずっと行ってみたかったのだ。
 日本のインド料理店はまず99%が北インド料理である。南インド料理レストランというだけで珍しいが、さらにここは本格的にカレーとライスがバナナの葉に盛りつけられ、手で食べるコースがあるのだ。まさに本場のインド料理。
ダバミールス 俺はダバミールスというセットを注文した。魚のカレー2種、肉のカレー2種、ラッサムスープ、ライス、パパド(お煎餅みたいなもの)、プーリ(インド風揚げパン)がついて2千円。ライスにカレーをかけ、手でかき混ぜて食う(画像参照)。普段食うインド料理とはひと味違ったスパイスの香りが口に広がり、実にうまい。こんなうまいもの食っていいのだろうか。普段食えないパパドもあまり辛くなくて、食えた。プーリは初めて食ったが、これもうまかった。食後のチャイもうまかった。これ書いてたらまた食いたくなった。
 この後一日中、右手からカレーの匂いした。小さな幸せが、ここに。

2005年 11月 30日 (水)
 最近ケンちゃんが三人オセロなんぞというまたわけのわからないものを見つけ、そのわけのわからなさにのけぞりながらも、ハマっている。

↓三人オセロ
http://homepage3.nifty.com/shockwave/othello2.html

 これでも俺はオセロは得意な方だと思うが、しかしこれはわけがわからない。攻略法がみつからない。土壇場まで誰が勝つか解らない。あまりにもわけがわからないので、負けても何故か悔しくないかわりに、勝っても嬉しくないのだが、なんだかんだ言ってやってる最中は面白い。
 皆さんも友達三人集まったら、ぜひやってみよう。


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