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五条霊戦記 GOJOE

<妄想の華は咲き乱れるのか?>
※ 2001/3/18に『五条霊戦記』のコラムを書きましたが、サイトリニューアルのため、加筆修正しました。2004/07/24

前から見たかった『五条霊戦記』を見た。映画の選び方としては常に直球勝負なもんで、雑誌のレビューを読んだりとかテレビの映画紹介などは滅多に見たりしない。(まぁ、時間がないってこともあるけど…)映画のハズレは98%ないが中には例外もある。(う〜ん) 今回は、自分が思っていたよりも数段よかった。(一般的な評価は別にしてですが……) 一体、どういったオチにするんだろう? っと思っていたら『こうきたか!!』って感じだった。

あのオチは絶対、心中よね。普通のあらすじはまぁ、パンフレットや情報誌を読んでくだされ。
私たちの(……いいのか? そんなくくりで)あらすじは絶対違うよな。

平安時代末期、平家の支配する都は荒れ果て、魑魅魍魎が跋扈する闇と化していた。(ちょっと文学的に始めてみました)そんな折、五条橋では平家武者が次々と惨殺され、その仕業は『鬼』の仕業と恐れられていたが、その『鬼』の正体は源氏の生き残り、遮那王こと源義経だった。 遮那王は自分の影武者である芥子丸と護衛僧兵の少進坊の二人を伴って『鬼』として平家武者を惨殺していたのだけど、そこに『鬼』と呼ばれた野生児、弁慶が不動明王のお告げを聞いたと言って(鬼を切って、光明を得よと言われた)遮那王の前に現れる。

ここまでは、普通と一緒だけど、ここからが違う!!  初めて彼に会ったのは、平家の朱雀法眼の予言を受けた平家鬼討伐隊が待ち伏せする月の美しい晩だった。その乱戦の最中、鋭い視線を感じたんだ♪、それが彼『武蔵坊弁慶』だった。それからというもの、彼のことが頭を離れなくて、芥子丸の熱い視線が分かっていながらも、心は彼のことで一杯だった!!    彼の鋭い目、 衣から見え隠れする引締まった身体、あぁ、起きていても白昼夢状態……。毎日毎晩、彼に会えるようにラブラブフラ〜ッシュ!! (アンジェリークファンならわかります)を唱えて逢魔ヶ森で逢引。源氏の復興が何だ?!  あたし達の邪魔をする親父(阿闍梨)なんか消してやる! 仏がなんだってんだ?!  俺の愛の邪魔をする奴は、何であろうとも邪魔はさせない! 彼を手に入れる為なら、何だってする!』 ……ってな、ことで話は進んでいきますぜ。 

 所々、芥子丸の熱い視線が「ふふふっ……」って具合に笑いを誘ってくれる。(〇ャニーズ系の顔が、かわいい)遮那王こと、浅野さんの無表情の顔は、ライトの具合で薄く笑っているように見える感じがHぽくっていいなぁ。 ちょっと『ベルセルク』っぽいなぁと思ったのは私だけか?

ラストシーンで(見てない人ごめん!) 遮那王が笑って『二人っきりで行こう、誰にも邪魔されない世界へ』ってな感じで微笑んでいるようだったんでだけどなぁ。嫌だ、嫌だと口では言いつつ抗えない力が働いて(口では言い返せないので、つい手が出てしまうという感じ)腹を括った弁慶だったっていうオチかな? そんなこんなを頭で巡らしてパンフレットを偶々、帰りの電車の中で見たら顔が崩れて、付箋貼りモードに入りそうだった。

パンフレットの最後から2枚目のところで、映画の各シーンの絵コンテがあった。絵コンテの1枚(4枚あり)で、ラストシーンでの遮那王の顔のアップがあるのだが、その顔の横のメモには『ボサツ』と書いてあった! その上、弁慶の顔のアップ横のメモには『ミョウオウ』とあった! い〜やらしすぎるぅ!!  ラストシーンって話してはいますが、映画ではちゃんとしたオチのあるラストシーンがありますので、こんな終わり方じゃありません。話はちゃんと終わっています。ただ、私が二人のシーンで萌えつきちゃったってことだけです。(……すまんのう)

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