2000.7.30.

俺だけの肉奴隷
02
木暮香瑠



■ 決行の日は来た2

 こんなに早くチャンスが来るとは思ってもなかった。それも、3日間もあるのだ。午後10時、耕市は部屋を出て、絵理香の家に行った。案の定、玄関も裏口も鍵は掛かっていた。しかし、耕市は知っている。おばさんがいつも合鍵を裏口の横の植木鉢の下に隠しているのを……。忘れ物をしたおばさんが裏口から入っているのを見たことがあるのだ。耕市の部屋から裏口がちょうど見える。
 音がしないように裏口の鍵をあけ、そっと階段を上がっていった。階段には、シャンプーのあまい香りが残っていた。風呂から上がったばかりなのだろう。絵理香の部屋からは、ドライヤーの音と最新のポップスの曲が小さな音で聞こえてきた。ピアノ練習のための防音の効果なのだろう。他には家には誰もいなくて、静まりかえっているため聞くことができるが、そうでなければ、きっと何も聞こえないだろう。ましては、家の外では…。

 耕市は、絵理香の部屋のドアを開けた。
 パジャマ姿で、髪を乾かしていた絵理香が、驚いた顔で振り返った。
「どうして?」
 耕市がいることを不思議に思ったのだろう。家の鍵はすべてちゃんと掛けたはずだ。絵理香は気を取り戻して、また、入ってきたのが耕市だったのでちょっと安心したようで、
「どうやって入ってきたの。どうしたの、耕市」
 絵理香は、耕市がいることを不思議そうに、また、女性の部屋にノックをせずに入ってきたことを怒ってるようだった。
「絵理香を誰にも渡したくなくって…。俺だけの絵理香にしておきたくって…。」
 そう言いながら、耕市は、持ってきたザックの中から、カメラと手錠を取り出した。
 異常な雰囲気を感じ取ったのだろう。絵理香は、
「大きな声を出すわよ」
 といいながら濡れた髪を乾かしていた手を止め、一歩下がった。
「誰にも聞こえやしないさ。自慢の防音設備だろ?」
 首を小さく横に振りながら絵理香は、窓の鍵を開けようと窓の方に身体を翻した。
 耕市は、とっさに、絵理香のさらさらとした背中まである髪に手を掛け、引き倒した。
「キャー……」
 絵理香は悲鳴を上げながら仰向けに倒れた。倒れた絵理香の頬を、耕市は、思いっきり平手でたたいた。パチーンと音が響き、絵理香の右頬がピンク色に染まった。絵理香は、何が起こったのかというようなきょとんとした顔をした。いままで誰にも殴られたことがなかったのだろう。普段から自慢の大きな瞳がさらに大きく開き、涙で潤んでいた。
 耕市は手錠で、絵理香の手を後ろ手に施錠した。
「やめて、どうしたの、耕市」
 涙目で目を真っ赤にした絵理香が訴えかけるようにいった。
「い、いけないわ、こんなこと。今なら誰にも言わないから……」
「絵理香を俺だけのものにしたいんだ。言っただろう」
 耕市はカメラを構え、まず一枚、パジャマ姿で床に座る絵理香の写真を撮った。それから、おもむろに、絵理香のパジャマの襟に手をかけ、力任せに左右に開いた。パジャマのボタンが飛び散り、ブラジャーに包まれた胸が現れた。
 普段、服を着てる絵理香からは想像できないほど大きなバストが目に入ってきた。サイズはそれほど大きくないのかもしれないが、絵理香のきゃしゃな身体がバストを大きく見せるのだろう。胸の中央にピンクのリボンの付いた学生らしくおとなしいブラジャーは、アンダーバストが小さく、ブラジャーのカップサイズはかなりなものもだった。
「いやっ、」
 下を向いた絵理香の髪を引っ張り、上を向かせた後、もう一度、頬に平手を見舞った。
「ちゃんと、前を向いているんだ。」
 そういって耕市は、また、カメラを構えた。いままで、亡くなった父親にも手を上げられたことのない絵理香は、どうしていいのかわからず、カメラのフラッシュを浴びた。
 耕市は、絵理香の後に回りブラジャーの上から、胸をもんだ。17歳の、まだ、誰にも触られたことのない胸は、しっかりとした感触を残していた。まだ、硬さの残るバストが耕市の手によって形を変えていく。
「やめて、い、いたい……」
 若さに任せ、力任せに揉まれる胸の痛さに絵理香の顔が歪んだ。
 耕市の手が、ブラジャーの中に差し込まれてきた。今度は、胸の柔らかさを確かめるように、人差し指と中指で乳頭を挟むようにして、ゆっくりとも揉みしだいた。
「いやぁ……。だっ、だめぇ……」
 絵理香は恥ずかしさから、顔をピンクに染めて、耳の後ろから胸のあたりまで桜色に染まっていった。
 耕市は中指を絵理香の乳首の上で円を描くように動かしていく。
「やめて、いけない……、こんなこと……」
 絵理香の声が一段高くなった。耕市は、
「感じてるんじゃないか? けっこうスケベなんだな」
「そんなことない。絵理香、感じたりしない。」
 そうはいったものの、絵理香自身、乳首がしこってきたのを感じていた。
「乳首が立ってきたぞ」
 耕市は、乳首の硬さを確かめるようにコリコリと動かした。絵理香は、見透かされたことで顔を真っ赤にして首を横に振った。
「下も感じてるんじゃないか? 乳首がこんなにしこってるんじゃビショビショなんじゃないか?」
 耕市はそういって、左手で胸を揉みながら、右手をパジャマのズボンに滑り込ました。探られるのをいやがって、絵理香は股に力を入れるが、耕市は容赦無く指を忍ばしていった。
「い、いやっ……。そんなことない……。やっ、やめて……」
 絵理香は腰を振ったがそのしぐさがやけに色っぽかった。耕市の指はパンティーの上を、絵理香の土手の形を確かめるように滑っていった。絵理香の太股で指を挟まれるのを楽しむかのように指を奥に進めた。耕市の指がパンティーの上から、小豆大のものを探り当てたその瞬間、絵理香は背筋から首がピーンと伸び、固く合されていた太股の間でグシュッと音がした。
「い、いやああぁぁーー」
 初めてのことに絵理香自身が驚いていた。膣の中に溜まっていた愛液が、これ以上は留め置けなくなり、ここぞとばかりに吹き出しのだ。
「なに……。ど、どうしたの? どうなってるの……私のからだ……?」
 狼狽して上ずった声で絵理香は言った。
「ほら、こんなに感じてる」
 耕市はパンティーの上から中指で愛液を掬い取った。パンティー越しに掬い取れるほど、それほどの量が滲み出たのだ。
「ほら、こんなに濡れてる。……おしっこじゃないよ……。
結構、淫乱なんだなー、絵里香は」
 太股の間から抜き取った手を絵理香の顔の前に持っていき、親指と中指でクチュクチュと糸を引く愛液を見せつけた。
「……う、うそ、うそよ……、そんなことない……」
 耕市は、その指をペロリと舐めて見せた。
 絵理香は、初めてずくしのことに緊張が高まりすぎたのだろう。頬を殴られたこと、手錠を掛けられたこと、胸を揉まれたこと、そして、愛液をこんなに出すことも当然初めてだったろう。遂には、緊張のあまり気絶してしまった。



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