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老いた(笑)  Qビック - 2004/06/13(Sun) 06:08 No.275

拙者も、かなり老けたことも認めるし、毒も抜けています。
自由部門では、毒が抜けたなら抜けたなりに危険な小説を用意してます(笑)。
資料も集まったので、書き始めますが、恐いなこれ(笑)
自由部門設立は、拙者が言い出しっぺなので責任を感じてます。全力投球でいきますよ。
全力で投げたからと言って、良いボールがいくとは限らないところがつらいですが。

みなさん、ロリータと殺人鬼がんばってください。

Re: 老いた(笑)  ザッピー浅野 - 2004/06/13(Sun) 12:04 No.277

ええ!?Qビックさん殺人鬼やらないんだ!?

Re: 老いた(笑)  Qビック - 2004/06/14(Mon) 07:45 No.278

殺人鬼・・・・ネタはありますけど、自由の方に力を入れたいので、後回しですね。
自由の草稿を書き終わってから、まだ募集していたら書くということで。
テーマがあった方が書きやすいという人が多かったような気がしますので、そっちは、大丈夫だろうという予測してます。
甘いですかね?

Re: 老いた(笑)  ザッピー浅野 - 2004/06/18(Fri) 23:03 No.279

俺、ロリータやめて殺人鬼の方を書きはじめようかな。
なんかロリータより作品集まらなそうだし。


嘆きの賛美歌  Qビック - 2004/06/09(Wed) 05:39 No.244

「嘆きの賛美歌」を読みました。
なかなかの傑作ですねえ。

Re: 嘆きの賛美歌  ザッピー浅野 - 2004/06/10(Thu) 00:29 No.247

傑作というか、なんというか。
ああいうものを読むと、途方に暮れる自分がいます。

ぜんぜん響かない・その1  墨森欽治 - 2004/06/10(Thu) 14:42 No.249

▼墨森です。
▼佐世保の例の事件、連日喧しい限りです。TVニュースなんかで紹介されている例の加害少女のHPも、アーカイブされていたので、とりあえずダウンロードしておきました。もちろん完全じゃありませんし、ひょっとすると改竄されている可能性もあります。まあ、そういう条件のもとでの話ですが、少女の書いたとされる詩(「嘆きの賛美歌」その他)、ありゃあ、マスコミがこぞって取り上げるに値する内容じゃないですよ。語彙数は、小学校6年生の標準を大きく超えています。言ってしまえば、それだけ。どれもこれも借り物ばかり。「それだけでも凄い」という人がいるかもしれませんが、ああいうのを持ち上げるのは、「百害あって一利なし」です。小6の理解力で難解に見える単語を並べているだけで、たった11年の短い人生の中で実感を伴った言葉を選べないって事は、彼女がいかに周囲の状況に興味を失い、価値を見いだせなくなっていたかの証拠にすぎません。あの「詩もどき」は、彼女の不器用さの表出であって、精神を病んでいる兆候ではあっても、才能の煌めきなどではないのです。
▼本間さんが「週刊文学文芸・編集日記〜またインターネットのせい?〜」で指摘しているとおり、彼女を追いつめたのは、「言葉」でしょう。問題は、その「言葉」に追いつめられた彼女の反応を、誰もが無神経に放置したことにあるような気がします。私は、彼女から、彼女の殺した相手から、彼女に関わっていたあらゆる人々から、とんでもなく不器用な精神の偏りを感じるのです。みんな自分の感情の処理だけで精一杯で、他人に対する本質的な興味を失っていたのではないでしょうか。
▼他者に対する本質的な興味を失うのは、興味を失っている当人の精神が貧弱だからです。知性を生み出す想像力が衰えてしまえば、すべてを紋切り型の表現に押し込めて事足りてしまいます。相手の心の痛みを感じる能力も育ちません。ひたすら、自分の痛みだけが肥大化してしまいます。そうなったら、人は絶対的自己肯定という麻薬で自らの心を酔わせ、いとも簡単に絶対的他者否定という思考短絡に身を委ねるようになるのです。

ぜんぜん響かない・その2  墨森欽治 - 2004/06/10(Thu) 14:43 No.250

▼考えることは、とても疲れます。当然、自由であることも、とても疲れます。自由な存在は、常に自己決定の際に考えなければならないからです。だから、知的体力のない人ほど、安易な固定観念を無批判に受け入れ、考えるエネルギーを減らそうとします。そうすればするほど、人は他者に対する興味を失い、大切なのは自分自身の快楽の追求と痛みの処理だけになっていきます。こうして、悪循環が始まり、やがては他人の命に何の注意も払わずに殺せるようになるのです(ゴシップ的な関心の持ち方は、「自分自身の快楽の追求と痛みの処理」の一形態だと思うので、ここでいう「他者に対する興味」の範疇に入れません)。
▼我々大人たちは、日々の仕事に追いまくられて、いつも疲れています。他者には、金輪際エネルギーを使いたくありません。しかし、そうであったとしても、考えることを面倒がってはいけません。もし、少しでもそう思い出したら、たちまち我々大人たちは、自分より弱い立場の者、子供たちを紋切り型の表現に押し込め、固定観念の鎖で縛り上げてしまう。子供たちの知的体力を引き上げるためには、なによりも大人たちの知的体力を引き上げないといけないのです。
▼とりあえず、新聞、それも朝刊をざっとで良いから、毎日目を通す事から始めましょう。「TVニュース見ているから、いいや」と思っている人は、とんでもない考え違いをしています。
 新聞には、少なくとも読者自らの思考を促す余地が、時間的にも情報の質の点からも存在しています。出来の悪い記事であっても、「5W1H」くらいは、まともに盛り込まれているので、そこから記事自体の持つ瑕疵も自ずと明らかになるものです。
 しかし、TVニュースには、そんな余地はありません。ちょっと油断すると、動画の持つ圧倒的な情報量に意識が流されて、まるで思考の焦点が合わなくなる。だらだらと即物的な印象を抱くだけで終わってしまいかねませんし、いつの間にか、「え?」と思う方向に論点がすり替えられていたりします。

Re: 嘆きの賛美歌  Qビック - 2004/06/10(Thu) 17:47 No.251

マスコミなど、関係なく、純粋に作品として鑑賞すると、とても興味深いものであると言うことです。

「嘆きの賛美歌」には、大人から子供が受ける矛盾したメッセージへの戸惑いと混乱がみごとに表現されています。
そのことと、殺人を犯す真理とは、かけ離れたモノでありますので、結びつけようとすると無理が生じるわけですな(w

事件について  ザッピー浅野 - 2004/06/11(Fri) 01:27 No.252

ニュースとか見ているとなんとなくみんな考えすぎな気がするな。私はこういう事件に対する社会の神経質な反応の方がよほど恐い。
詩と殺人心理とをつなげて考えるのは危ういですよ。要素は単独でとらえるべきで、それらをリンクさせられるのは事件の当事者たちだけ。また各々でリンクのさせ方は異なるのです。下手すると自分が無責任な言葉の発信者になりかねない。京極夏彦を読みましょう。
あとテレビと新聞は五十歩百歩じゃないですか。同じ一方通行のメディアなんだから。大事なのは個の主体性を尊重するコミュニケーションではないかと。

ああ、これは今回のテーマ“ロリータ”にも通じるものがありますな。投稿作品の中で、これらの考察に役立つメッセージ性を持った作品が投稿されるといいですね。
いや、きっとありますよ(意味深)。

Re: 嘆きの賛美歌  Qビック - 2004/06/11(Fri) 06:01 No.254

テレビのコメンテーターとかは、人気商売ですので、視聴者に安心感と不安感の揺らぎを与えながら、分かりやすく平板なコメントを出す努力をしています。
それを聞いて楽しむのもよし、相手にせず、自分なりの分析をしてみるのもよいでしょう。

拙者は新聞を10年以上取っていません。拙者に取っては、新聞は、森林資源と知的時間の浪費するものでしかないので。
ただ、学生時代は、就職試験対策で、天声人語を毎日ノートに書き写したり、朝日新聞の文章の書き方の通信講座など受けて、文章の勉強をさせていただきました。
人生の一時期、新聞から学ぶモノはたくさんあると思います。

あの事件は、新しいタイプの事件として大いに興味をそそられます。
拙者は自分なりの分析をしましたが、あまりにも恐ろしい結果で、対処法が思いつきません。
大丈夫か・・・・学校。

嘆きの賛美歌についてその1  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:43 No.256

我々はたまたまあの凄惨な事件で、ある一編の詩を知り、同時に作者が殺人小学生である事実を知り得ているんだけれども、ちょっと想像力を働かせてみないか?あの詩だけがポツンと存在しているところを。
そして正当に文学的な評価(なんてぇのもシャラクサイがね)を下してみるってのはどう?

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:44 No.257

まず初めに編集長から感想と批評をするよ。
あの作品は、墨森さんも言ってたけれども、単なるコラージュであまり高い評価は下せないなあ。

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:44 No.258

模範解答みたいで優等生的ではあるけど、才能は見い出せないね。言葉の意味が浮いていて、実感が感じられないし、一般論としては頷けても理由が書かれていないと意味がわからない。

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:45 No.259

松島や ああ松島や松島や
これは「松嶋菜々子は筆舌に尽くし難いほど美しく、ただただその名を繰り返すより術がない」と言う感動の発露を歌った有名な松尾判内の俳句であるが、「松島」の意味を知らない人間が読んだら、「松島トモ子はライオンに噛まれて大変だったなあ」という意味だと思うかも知れないし、「松島の風景は筆舌に尽くし難いほど美しく、ただただその名を繰り返すより術がない」と言う意味だと思うかも知れない。

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:46 No.260

このように、言葉は実感を伴えて表現される時生きてくるものだし、人の心に共鳴する時、特別な名文は必要ないのだ。
一方コラージュされた文は意味を咀嚼していない為に装飾に頼ろうとするし、核心に迫ろうとする迫力に欠けるものだ。その代わりに比較的広く一般には理解し易いものになるし、曖昧に表現してある分真っ向からの反論も受けずにすむ。

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:46 No.261

これらの手法はよく「知ったような口」と表現されたりするのでお馴染みの方もおられるのでは?
私はここから作者の気の弱さや焦燥感のようなものは読み取れる(そういう意味ではサンプルになり得る)が、書かれている通りの事を作者が本当に思ったり感じたりしているとは到底思えないのである。
まだ「物真似」の域てあり作品以前だ。

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:50 No.262

よく気のいいオジサンなどが、こういったモノを子供が書くとビックリして「天才」呼ばわりしてしまうが(Qビックさんも老けましたね。とすっかり毒を抜いておこう)、大人が我が身の影におののいているだけなのである。

Re: 嘆きの賛美歌  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/12(Sat) 23:50 No.263

皮肉なものだなあと思うのは、そんな風に意味もなく言葉を使っている子供達が、その言葉を真に受けて神経を削っていたのだなあ。という事だ。活字の持つ力もある。拙い思いは拙い字によって書かれるに相応しいのに、PC上では大人と同じ無機質な権威を自然発生させてしまうということだね。

うーむ…(- -;)  ザッピー浅野 - 2004/06/13(Sun) 00:55 No.266

>我々はたまたまあの凄惨な事件で、ある一編の詩を知り、
>同時に作者が殺人小学生である事実を知り得ているんだ
>けれども、ちょっと想像力を働かせてみないか?
>あの詩だけがポツンと存在しているところを。

先の私の「途方に暮れる」という感想がまさにそれでありました。
実は最近、べらぼうに忙しくてニュース見てなくて、事件のこと知らなかったのです。
Qさんの最初の書き込みを見て「嘆きの賛美歌」で検索したら件の詩が現れた。その時点で私は事件のこともその作者が加害者の少女だということも知らなかった。
その後、墨森先生の長いカキコで何か事件があったらしいと気が付き、再度検索して初めて事件のことを知った次第。
恥ずかしいので黙っておりましたがあえて告白いたしました。
これからは新聞とまではいかなくとも、ニュースくらいは見るようにしますよ。

ちなみに「途方に暮れる」ってのはこの詩に漂う何とも言え無い無責任な響きを言ったものです。編集長のおっしゃる通り「知ったような口」といか、どうせいっちゅんじゃ的な印象しか受けない。まあだいたい私も同じ感想でごじゃります。

こういう話題、苦手だなあ。
発言しない方がいいな、俺は。

Re: 嘆きの賛美歌  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:09 No.268

あの詩は、殺人事件と関係ないですよ。っつうか、関連性は見いだせませんよ。
彼女が天才だなんて、誰か言ってました?言っていませんよ。
(酒鬼薔薇と混同している?あれは酷い文章だった)
確かにコラージュの部分は多いけれども(特に他の詩ね)嘆きの賛美歌は、すぐれた詩ですよ。(同級生の創作好きのライバルが軽い嫉妬を覚えるくらいにね)
小学生のころの創作なんて、駄作の連続でしょ。その中にかいま見える子供の立場からの視線が表現されていれば、それは有意義なものなのだと思います。
少なくともこれは、借り物ではありませんからね。
あの詩を読む限り、彼女は、創作付きの普通の小学生ですよ。

事件について1  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:18 No.269

墨森殿や編集長が指摘されている言葉が彼女を追いつめた説は、アサヒ芸能の記事にも載っていました。
友達と喧嘩する。悪口を言い合って傷つけ合う。あいつが死ねばいいと思う。
これ、大いに結構!正常な子供です。
エスカレート説は、ごめんしてください。
ツールが、インターネットだろうが、携帯電話だろうが、直接罵り合おうが、昔と本質が変わっていないのに、こんな異質な事件が起こるはずないのです。

事件について2  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:21 No.270

なぜ、世間は、現在の小学生の劣っているところをさがそうとするのでしょう。
現在の小学生が持っている我々の小学生時代より、格段にすぐれている社会的能力がカギになると思います。

この事件の特徴は、衝動的かつ計画的であるということだと思います。
衝動的という面では、小学生クラスの感情コントロール能力の未熟さであり、特に珍しいモノではありません。
ナイフをちらつかせようが、言葉の暴力を振り回そうが、それは、正常の範疇ですね。

事件について3  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:32 No.271

この事件で、小学生離れしているところは、確実に目的を達成する計画性と実行力でしょう。
それがなければ、教室で女児にカッターナイフで斬りつけ、ケガを負わせ3針縫った。最近の子供が切れやすいのは、ペットボトル飲料水に含まれる糖分の摂取過剰のためだ。で終わっていたのです。
この実行力こそ、ここ数年の教育改革でもたらされた我々のころでは想像も出来ない画期的な成果なのです。

事件について4  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:39 No.272

この事件が起こる少し前、友人の小学校教諭と雑談したときのことです。
最近の学校教育は、進歩している。特に、総合的な学習などで、子供が自分で調べ、校外の大人に自分自身でアポを取り、訪問し、調査を行うなんてことは、我々の小学生のころには、想像もできなかったことだ。
我々の世代だと、こんなことをやり出したのは、大学か社会人になってからだろう。
ということを指摘しました。
すると教師は、「そうなんだよ。だけど、そんな能力は、社会人になってから身につけても遅くないんじゃないか」
と言っていました。

事件について5  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:46 No.273

拙者は、その教師の答えに「まあ、そういう能力を持っていた方が、中学高校時代を我々より有意義に過ごせるんじゃないか。たいへんいいことだよ」と答えたのですが、今考えると、その教師は教育現場でなんとなく違和感を感じ取っていたのだなと思います。

つまり、子供程度の精神コントロール能力と、社会人並みの目標を確実に達成できる実行力というアンバランスの中で、最悪の方向に転がってしまった事件だということです。

事件について(結び)  Qビック - 2004/06/13(Sun) 03:58 No.274

どんなに優れた能力を持っていても、いや、優れているからこそ、アンバランスが発生し、最悪の方向へ転んだとき、予想もし得なかったことが起こるというものです。
これから、教育に必要なのは、感情のコントロールを社会人並みに引き上げる教育でしょう。
そして、今より実行力と精神コントロールにすぐれた子供を育て上げるのです。
それが実行されて育った子供は、理性的で実行力があるすばらしい子供になるはずです。
しかし・・・・そう言う子供が作る世界は、生産能力のない老人は、70歳で死んでもらうとか・・・・やばいじゃん。
やはり、情操教育に力を入れてくれ〜。
優しい子供を作ってくれ〜。
そんなことをしていると、これから少ない人口で戦わなければならない国際競争に勝てないぞ。
どうすりゃいいんだ?

すごい!  ながせ - 2004/06/13(Sun) 12:02 No.276

多少のすれ違いはあるけれど、このスレ、この掲示板にはめずらしく最初から最後まで正論ぽい意見がきれいに並んだような気がするわ!


やってみる  綾姫@Win - 2004/06/12(Sat) 13:56 <URL> No.255

blogやってみます。

作ってみました。
どーぞおこしやすm(_~_)m

Re: やってみる  ザッピー浅野 - 2004/06/13(Sun) 00:55 No.265

昼間ちょっと見ました。
今、アクセスできませんけど?

Re: やってみる  綾姫@Win - 2004/06/13(Sun) 01:26 <URL> No.267

サーバの障害だったそうです
さっき告知がありました。
今はなおってるみたいだけど…

時々混雑しますんで、めげずに見てね♪


ちょっと訂正  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/13(Sun) 00:05 No.264

「松島やああ松島や松島や」は松尾芭蕉の句じゃないんだって。
田原坊という狂言師の作らしい。しかも原文は、「松島やさて松島や松島や」
「さて」ってあんた、思いつかなかっただけかい。


ぜんぜん響かない・その3  墨森欽治 - 2004/06/11(Fri) 05:59 No.253

▼墨森です。
▼違うなあ。Qビックさんはともかく、浅野さんの言ってることは、一般論でしょう。今回のような特殊な背景を持った事例に当てはめるのは無理です。ついでに言うと、「要素を単独で取り上げる」なんてことも、概念としては成り立ちそうですが、実際には無理。「作者と作品は独立したもので、テキストはそれのみで存在し得る」なんてのは、その作者が(少なくとも私と同時代を生きて)実在する限り、(私にとっては)屁理屈にすぎない。「うらぶん」でやった実験で私が得た結論は、それだったので。木の皮の模様がたまたま芥川の「河童」の書き出しと同じとか、葉っぱの上を虫が這った跡が太宰の「トカトントン」と一緒だったとか、そういう恐ろしく確率の低い偶然が起こったとしても、その模様がただの模様から「作品」になるためには、「見いだす者」が必要なんです。
▼あ、誤解しないで欲しいんですけど、私は、「『すべての表現は表現である限り等価だ』なんてのは、卑怯者の戯言だ」という意味においても、「『書いたモノは書いた者の思考、ひいては言動と等価だ』なんてのは、異端審問官の吐くペテンだ」という意味においても、「糞も味噌も一緒にする」つもりは全くありませんからね。
▼まあ、Qビックさんの取り上げた「嘆きの賛美歌」は、「詩@それが全てではないのだから...」に比べればまだマシですがね。いずれにしろ、ああいう大所高所から人間の業を怨む感情は、大概「こんな不完全なシロモノが続くというなら、いっそことごとく滅びてしまえ」なんて呪詛にひっくり返るんで、ロクでもないんです。子供の頃に、その辺り、世の中と折り合いをつけないと、私のように中年過ぎてもTVニュースで宅間守みたいな奴を見る度に「こんな奴は埋めちまえ!」「プチッと爪で捻りつぶしてやりたい!」と叫ぶようになるんですよ(笑)。だから、「不器用で病的」と言ったのです。
▼ついでに言うと、もう、人殺しも暴力もつまんないや。だから、書きたくも読みたくもないんです。


行き着くところは「ドリアン・グレイの肖像」>CG「寅さん」  墨森欽治 - 2004/05/26(Wed) 14:33 No.215

吉岡秀隆だけどんどん歳を取っていって、他は変わらず、みたいな。それじゃ、ホラーですよ(笑)。

まあ適当でいいんですけどねスレなんて  ザッピー浅野 - 2004/06/07(Mon) 01:35 No.236

アメリカはまだいいですよ。とりあえずハンバーガーかピザかポテトやチーズやトマトやバターやミルクの味のするものを食ってれば慣れさえすればどれも同じ味なのである程度は安心して食える。それに本当に酷い店は外から明らかに解るし。レストランは確かに日本以上に判断がつかない。一度フィラデルフィアの高級レストランにステーキを食ったら黒焦げの肉がでてきて驚いた。後で聞いたら黒焦げの部分を薄く切って食うんだそうで、こうすると肉汁が逃げないんだとか。知らなくて我慢して黒焦げの部分も食っちゃいましたよ。あああと、中華料理はアメリカの方が断然日本のより安くて無難にうまい。

困るなあ  編集長 - 2004/06/07(Mon) 15:13 No.237

スレちゃんとしてくれないと、何処に書いてあるかわからないじゃないですか!(逆切れ)

そういえば、チャイニーズフードは最早主食ですね  編集長 - 2004/06/07(Mon) 15:18 No.238

そういえば、昨今バーミヤンが日本に増えましたねえ。そういえばニューヨークの吉野家はまだ牛丼売ってるんでしょうか?

結論  編集長 - 2004/06/07(Mon) 15:22 No.239

大阪の人は東京は食い物がマズイというのが挨拶みたいになっているものです。そろそろ、大阪とか東京とか、やめませんか?

まとめレス  墨森欽治 - 2004/06/07(Mon) 16:52 No.241

▼墨森です。
▼窪塚選手、助走つけてダイブしたようですね。初速14.8kmだって。3段跳びの蹴り出しくらい気張らないと出ない数値だよ、これ。「こいのぼりの金具取り損ねて落ちた」じゃ、通らねぇよなぁ(苦笑)。関係者の苦労が偲ばれるねえ。
▼ニューヨークの吉野家は、ビーフボウル、ちゃんと売ってますよ。「かりに狂牛病に汚染されてたって、発病する確率はロトで1000万ドル当たるようなもんだろ」って、日本のTVリポーターに答えてたバカ白人がいましたけど、脳天気な発言です。今のアメリカ産肉牛の推定狂牛病罹患率を考えたら、20年スパンで毎日牛肉食ってたら、銃撃で死ぬのと同じくらいの発病率になってもおかしくない。つまり、1万分の1。日本だと、交通事故で死ぬ確率ですな。それでも牛肉食いたいなら、ちゃんと全頭検査すりゃいいのに、頑として拒んでやがる。理解できん。
▼大阪の食い物の方が旨く感じるってのは、偏見でしょ。あたしゃ薄味の方が好きなので、どっちかってぇと関西風の味付けの方がようござんすが、別にきっちり目配りした仕事してる板前さんの作るものなら、関東風だろうが東北風だろうが何だって旨いと感じます。まあねえ、生理的嫌悪と絡む料理は、はなから駄目ですがね、昆虫食とか。信州で知人に酒の肴として「絹の花」を出された時は、内心泣きながら食いましたよ、あたしゃ。こいつは、蚕の蛹の甘辛い佃煮でしてね。普通なら、鯉の餌にする代物を佃煮にしたわけで、口の中でムチュッと噛み潰すと、蚊取り線香をまぶしたような香りが口いっぱいに広がるんですわ。ホント、懲りましたね。おかげで、大概のものは食えるようになりましたけど。

総まとめ  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/07(Mon) 23:45 No.242

きょうび、こいのぼりの金具は助走をつけないとはずれないですよ。有名人だからニュースになっただけで、年間数十万人がこいのぼりの金具はずしで転落死しているという統計があります。

子供の頃、好き嫌いをするなと育てられたものですから、娘にもそういう教育をしているんですが、娘は椎茸が苦手だそうです。担任のジャニーズ系栗田先生も食べられないとか。それじゃあ教えられないですね。生徒に。

Re: たべもん  綾姫@Win - 2004/06/09(Wed) 02:59 No.243

関西のほうがおいしいかどうか、はともかくです。
別にそんなことを主張したいんじゃないぞ。
東京にだっておいしいところはありましたし。
お蕎麦は東京のほうがおいしいよ。

私が未知の場所で食べもん屋に困ってるってだけの話なので、文化論争にまで持ち込むのはやめておくれ
関東/関西っていう論議だって、関西人のコンプレックスでしょ?
でもね、明らかに東京のほうが人口が多いから、多少まずい店でもやっていける。それは事実なのだ。

どーでもいいんですが…
昆虫食はやめてくれ〜〜〜〜

バーミヤンは嫌いです。あんなもん中華料理じゃねえよ  ザッピー浅野 - 2004/06/10(Thu) 00:28 No.246

私はイナゴの佃煮は大好きですが、蚕の蛹の佃煮はちょっと駄目かもしれませんね。昔からウジだとか芋虫だとかミミズだとか手足の無い生き物が苦手なたちで、とくに芋虫は私にとってドラえもんのネズミみたいなものです。過去、芋虫が夢に出てきて叫び声をあげて飛び起きた経験が数えきれないくらいあります。二日連続もありました。

総領に一票!  綾姫@Win - 2004/06/10(Thu) 02:24 No.248

バーミヤンはキライです。同じく! 中華じゃねー

みなさん、神戸に来ましょう。とびっきり「美味」な中華がありますわよん♪
中華は多人数で行かないとおもしろくないので、ね(^^)

芋虫がダメか…乱歩のは?<無関係
ちなみにあれと同じネタを山上龍彦が『光る風』で使っていて、びっくり。
あれもたいした問題作です。怖くて二度と読めません。


最近、幻想日記が  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/07(Mon) 15:39 No.240

最近の幻想日記、覚書が多いですね。
ところで、ハニーのセリフは多羅尾判内ですよ、片岡千恵蔵。様式美なので深く考えてはいけないのです。
あと、細かい指摘でもうしわけないですが、ハートがクチュクチュとはまた怪しげな。正しくはチュクチュクですが、どちらも怪しげです。

やはりスレはちゃんとしないとレスがしにくいですね  ザッピー浅野 - 2004/06/10(Thu) 00:21 No.245

様式美はわかりますが、深く考えなくてもあれはどう考えても不自然で僕は駄目です。
百歩ゆずってセリフのあと敵が驚く表情がなければオウケイですな。言うだけということになりますからね。

それにしてもあれはチュクチュクでしたか。知りませんでした。この二十年間、ずっとクチュクチュだと思ってましたよ。
ネットで検索してみるとけっこうクチュクチュだと思っている人が他にもおりますね。

覚え書き?


窪塚洋介ダイブ  墨森欽治 - 2004/06/06(Sun) 16:39 No.232

本日の正午、マンション9階から飛び降りてます。
これで、意識があるってのが凄い。
ただ者ではなかったことを証明した(笑)わけだが、
やはり、「らりり」だったのだろうか?
ちょっと、気になったので、書き込み。

Re: 窪塚洋介ダイブ  ザッピー浅野 - 2004/06/06(Sun) 18:07 No.233

ジョニー大倉二世ですな。

スレなんて適当で良いじゃないですか  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/07(Mon) 00:09 No.234

東京は当たり外れがそんなに多いんですか。じゃあニューヨークでは暮らせないでしょう。食い物じゃないものが皿に乗ってきたりします。アーノルド・シュワルツネッガーが行くようなお店でもですよ。そういえば大阪に行った時も同じような経験が。確かに東京でも食えないもの大有りです。お台場とかひどいですよ。

Re: 窪塚洋介ダイブ  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/07(Mon) 00:10 No.235

窪塚はのんちゃんと幸せに暮らしているのだとばかり思っていました。子供が生まれた頃の自分を振り返ってみると、夜泣きやらオムツやらで私も妻も育児ノイローゼ状態でしたが、人生で一番楽しい時期だったかも。


あら  ザッピー浅野 - 2004/06/04(Fri) 00:19 No.224

よく考えたら、今日は第八回幻想異端文学大賞第一部門の締め切りだったではないですか。

私はロリータ、一度書きはじめて挫折しました。しかも書いていたロリータは、長島さんとこに出そうと思っていたやつで、やはりひと月に同じテーマで2作品は無理でしたね。てゆうか、1作も書きはじめていない状態。こりゃ延長ですな。

というわけで、延長します。具体的な次の締め切りは今週末トップページにて。

ロリータ書き始めてます  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/04(Fri) 00:42 No.225

まだ書き始めたばかりで、ちょっと時間がかかりますが、だいたい構想どおりに進んでいます。
携帯電話を使って書いています。編集長最初の携帯文学です。そういう事もあったりでいつ完成するか知れません。

でもいつになるか見当もつかない  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/04(Fri) 00:43 No.226

携帯で書くと結局PC上での推敲がかなり必要で、しかしそれはある意味携帯文学でありえず、推敲も含め携帯のみを使ってどれだけ書けるか!に挑戦中です。
「結局書いている人間が同じなのだから道具が違えど同じだろう」などと考えている人がいたら大間違いです。やってみるとわかります。

インド料理  綾姫@Win - 2004/06/04(Fri) 01:47 No.228

一人でふらっと入っても大丈夫なインド料理店、教えてください。

いえね、東京に行くと、一番困るのが「食べるトコ」なんですよ。
あたりはずれが大きすぎてねー
「関西じゃ、やってけねーだろ!(怒)」てな店が、てんこもり、な東京。
安くておいしいお店、教えて〜

Re: あら  ザッピー浅野 - 2004/06/05(Sat) 01:36 No.230

携帯で文章書いたらそれは文体変わるでしょうねえ。六年前はじめてパソコンを買い、手書きからタイピングにしたときも文体変わりましたしね。エディタのフォントやフォントサイズの設定変えても微妙に変わる。ちなみに個人的にエディタの設定は小さな文字でまず書いて、大きな字になおして推敲すると良い感じになる気がします。
僕もいつになるか検討もつきません。

>姫
スレ違いですよ。
インド料理だったらどこ入っても要はスパイスの味ですから、あまり当たり外れはないんじゃないでしょうか。今までこれはマズいと思ったインド料理は俺の作ったやつは抜かして一度しかありません。
中華料理は当たり外れが大きい。でも一番大きいのはやっぱりラーメン屋ですね。よくこれで金とるなってのが本当に多い。
ちなみに関西はそんなに外れがないんですか。そういえば東京は食って後悔することが多いな。俺の選択が下手なのだとばかり思ってましたよ。
それとも姫は関西の人だから関東の味があわないだけという可能性も…。

Re: あら  ザッピー浅野 - 2004/06/05(Sat) 16:04 No.231

締切りを延長しました。三部門すべての締切りを含めたスケジュールをひと月づつずらしました。
さあみなさん、がんばって書いてくださいね。僕も長島さんとこなんてやめて、こちらだけに集中しますよ。長島さん、悪く思わないでくださいね。その代わり親友の鬼脳さんが書くかもしれないとか言ってましたよ。

ついでにオフ会の場所も変更しました。
最初はお気に入りだったインド料理屋でやろうかと思ってたんですけど、最近仲の良い店長さんが辞めてしまって、ついでにBGMでインドの音楽を流さなくなったので、頭にきたのであそこはもう行かないことにしましたよ。インド料理屋でシーナ・イーストンだのデビー・ギブソンだのスティヴィー・ニクスだの流すってどうよ。インド料理のBGMはやっぱりインド映画のサントラでしょう。
よってオフ会は歌舞伎町のスッポン料理か台湾料理かどこかでやります。スッポン料理など静かで良いかな、と。


あの  編集長 - 2004/05/29(Sat) 14:52 No.218

また書き込みができなくなってるよ。

ドーンオブ正解  編集長 - 2004/05/29(Sat) 14:53 No.219

短い書き込みならできるみたいだから、小出しに。

全力疾走しちゃうゾンビってどうなのよ。と公開前から賛否両論のあった「ドーンオブ〜」だったが、私昨日観て来ました。

ドーンオブ正解つづき  編集長 - 2004/05/29(Sat) 14:54 No.220

結論は正解。何か久々にアメリカ的なホラー映画を堪能したなって感じです。ゾンビが速いのも悪くなかった。前作のように「志村あうしろうしろー!(これわかる人若くないあるね)」みたいのもスリルあっていいけど、これはこれで暇も無く逃げ回らないといけないから、感染も早いし全滅も早いから話が早くっていい。

ドーンオブ正解つづき  編集長 - 2004/05/29(Sat) 14:54 No.221

そもそもこのウィルスが何なのか全く無説明なのがまたいい。いいねえ無説明。最近編集長無説明大好き。
情報からも遮断されて、生き残り数名だけのローカルな視線で進行するから、もう本当に何が起こったのかまるでわからないまま、とにかく逃げる。頭をブチ抜く、また逃げる。この生き残りの数名というのがまた馬鹿ばっかりで計画もズサン。パニくると銃を乱射、チェーンソーも振り回しての大暴れ。

ドーンオブ正解つづき  編集長 - 2004/05/29(Sat) 14:56 No.222

残念な点もあるが(編集日記読んでね)、まあ全体的にはそこそこに楽しめたよ。最近仕事に疲れたあなたにお勧め。みんなでさっぱりと全滅しようよっていうすがすがしい境地になれる一品でした。

先日、墨森氏が長い書き込みをした時は大丈夫だったのだから、これはこちらのせいかもしれない。
あらしのようになってしまってごめんなさい。

Re: あの  ザッピー浅野 - 2004/06/04(Fri) 00:15 No.223

やあ編集長、ついに見てきましたか、「ドーン・オブ・ザ・デッド」。
個人的にゾンビが走るか歩くかに関してはこだわっているところがありまして、そもそもゾンビを初めて走らせたのはイタリア映画で、ホラーファン達が「なんと、ゾンビが走るなんて!」と驚いたのはすでに15年前の話し、80年代以降のゾンビ映画はむしろ走ることの方が多く、「バタリアン」も走っていたし、拙作「黒夢精神病院」などゾンビは出てきませんがこれはゾンビのパロディで、やはり走っている(本当は歩かせたかった)。現在では歩く遅いゾンビを描く方がたぶん難しい。21世紀の映像にゆっくり芋虫のように歩くゾンビの方がむしろ想像しにくかっただけに、元祖の「ドーン・オブ〜」くらいはあくまでも歩く遅いゾンビにこだわってほしかった。だいいち、ゾンビが一丸となって走ったら食人族と同じではないかと。

「キューティーハニー」面白かったですね。
次はぜひ「下妻物語」が見たいです。

ゾンビは走っちゃ駄目ですかやっぱり  週刊文学文芸編集長 - 2004/06/04(Fri) 01:09 No.227

バタリアンまでゾンビ映画ですか?
ある意味、ドーンオブはちゃんとしたゾンビ映画だったんですよ。走りはせど。ご覧あれ。
盟主もキューティ・ハニー観たんですか!?それはそれは。
下妻も観るんですか。さすがアイドルまっしぐらですね。

Re: あの  ザッピー浅野 - 2004/06/05(Sat) 01:36 No.229

>バタリアンまでゾンビ映画ですか?
「バタリアン」がゾンビ映画じゃなかったら何がゾンビ映画なんですか? ギャグだからですか? 笑えたらゾンビ映画じゃないんですか? 僕は「霊幻道士」だってゾンビ映画の一種だと思っておりますが。そもそも「バタリアン」はロメロのオリジナル「ゾンビ」の前身である「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のパロディじゃないですか。アメリカでは本物の続編だと思っている人までいましたよ。
個人的にゾンビ映画はルチオ・フルチの「ビヨンド」と「サンゲリア」をイチオシしたいですね。ふたつとも映像がチープながらスタイリッシュで、音楽が最高に良い。「サンゲリア」のラストシーンのニューヨークをゾンビが行進するシーンは頭がクラクラするくらい芸術的です。


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